今呪術というからには、「呪術廻戦」にでもスポットを当てて両面宿儺辺りを掘り下げたりしてるのかな、と勘繰りつつ読んでみたら、普通に空海とか元寇とか家康とか大元帥法といったごく一般的な(?)内容だった。
最新の宇宙物理学を採り入れた硬派なダークエネルギー論もある一方、「あんたはんは、シリウスの宇宙艦隊の司令官やった人やで」と神社の巫女の婆さんに言われたり、とある主婦が指摘した地球のプレートと頭蓋骨の類似性から、出口王仁三郎やらパルメニデス(!)やらシュタイナーに話が飛躍したり、これぞムーな記事も楽しめる。
にしても、今年の締めの一冊がムーとは……。