勝手にIT系ニュースピックアップ！（2021年12月第4週）

御津島なつめ
2021/12/25 11:20

ご機嫌よう。IT系Vtuber、御津島なつめです。梅田のビル火災から一週間が経ちましたけど、どうにもわからないことが多いみたいですね。亡くなられた方の御霊のご平安をお祈りすると共に、重傷を負われた方にお見舞い申し上げます。考えてみたら、私がよく行くお店の入ってるビルの中にも、避難経路が少なさそうなところが、ちらほらある感じがします。ああいう極端な事件はそうそう起きないにしても、いざ火災に遭遇したときの対応は、日頃から考えておかないといけませんね。ITがどれだけ発展しても、命を守るのは、最後は自分ですものね。

さて。

ゲルマニウムが半導体素材になることは、古くから知られていましたが、シリコンと比べると技術的課題が多かったため、限られた用途でしか使われてきませんでした。技術の発展によって良質なゲルマニウム結晶が得られるようになると、元々がシリコンより電子移動度が高いこともあって、高性能な半導体素材として注目されるようになっています。筑波大の技術で高性能なフレキシブルデバイスが実現したら、IoTがより一層身近になりそうですね。

番外編

FRONTEOの転倒転落予測AIシステム「Coroban」、大阪大学医学部附属病院で実証研究を開始

12月22日。Corobanは、自然言語処理AIを活用したシステムで、電子カルテに記載された看護記録から転倒リスクを評価して、アラートを発するものだそうです。阪大病院のこれまでの知見と組み合わせ、臨床的かつ実用的な評価を行うとのこと。

自動運転「レベル4」実現へ　警察庁、許可制度を創設

12月23日。警察庁が、MaaSで自動運転レベル4の車両を運用するための、許可制度を創設する方針を固めた、というニュース。動画で扱いたいと思ったんですけど、他メディアが報じてなかったり、警察庁からもそのような発表が無かったりと、よくわからなかったので、とりあえず保留にしました。実現したら良いなと思います（追記：さっき確認したら他メディアでも報じられてましたので、確実っぽいです）。

氷見市宇波沖のサーモン養殖におけるICTブイ実証を開始

12月23日。NTT西日本より。宇波浦漁業組合などが共同で取り組むサーモン養殖の実証実験に、海水温・溶存酸素濃度・潮流データといった海洋環境データを、モバイル端末等で確認できるICTブイの設置で参加する、というリリース。

【岡山大学】最高の臨界温度を有するスピン三重項超伝導の発見

12月24日。素粒子物理学に関する研究発表のリリース。量子コンピュータ理論のひとつで、ノイズに比較的強いとされる「トポロジカル量子計算」に応用可能なことも示したそうです。流石に、ここまで専門的だと理解が追いつきませんが、引き続き頑張っていただきたいです。

複雑なブラックボックス型AIを判断基準が明確なAIに変換するAI単純化技術を開発

12月24日。日立製作所より。深層学習モデルなど、予測精度が高い一方で判断基準がよくわからないAIを、評価パラメータを一定程度削減したりすることで、判断基準を人間が理解しやすいAIに変換する、単純化技術を開発した、というリリース。製品検査ラインの不可解な誤判定を減らしたりできるということで、既存の生産現場などでは実用的な感じがします。