マトリクス投資法によるビットコイン相場見通し
テクニカル分析では「移動平均線は買いシグナルだけど一目均衡表は売りシグナル」などという、矛盾するシグナルが出ることがよくあります。また、同じ買いシグナルだけれども強いシグナルと弱いシグナルとでは、最終判断においてそれらを考慮すべきです。
そこで紹介するのがマトリクス投資法です。この手法は売買の判断において、できるだけ客観的な判断をめざすことを目的としています。
マトリクス投資法ではいくつかのテクニカル分析ツールを用いてそれぞれを分析し、スコアリングを行い客観的かつ総合的に判断しポジションを取るため、投資における迷いを少なくすることができます。迷いの少ない投資は後悔の少ない資産運用につながります。
今回は以下の5つのテクニカル分析手法においてマトリクス投資法によるビットコイン相場見通しを試みます。すべての分析は日足チャートを用いており向こう1カ月の予想となります。
① パターンフォーメーション
② 移動平均線
③ 一目均衡表
④ ボリンジャーバンド
⑤ RSI
① パターンフォーメーション
”60万円台のサポート”が良く機能している。
2月高値1,263,317を起点とするレジスタンスラインで上値を抑えられたが、直近の上昇の半値戻しとなる792,299手前では下げ渋りとなろう。
② 移動平均線
先月示現したゴールデンクロスが効いており、買い優勢。
③ 一目均衡表
相場の方向性を示す基準線は水平であるため、当面は方向感のない展開が続こう。下押し局面では793,276に位置する”雲”がサポートとして機能しそうだ。
④ ボリンジャーバンド
バンド幅は収斂しており、今後大きな動きとはなりづらい。
Midバンドを下方ブレイクしてきたため、目先的にはLowerバンドを目指す下値トライとなりやすい。
⑤ RSI
水準は42.6であるため、ニュートラル。
ただし、節目となる50を下方ブレイクした後でもあり、当面は下げ圧力が継続する。
< まとめ >
2018年8月5日