月曜から金曜まで毎日が眠く、眠いわりに夜はそこまでよく眠れない日々を過ごしていた。昨夜、「明日は土曜日だから朝もゆっくりできるなぁ」とおもいつつ、どうせ夜中に中途覚醒してそのあとなかなか眠れないのだろうともおもっていた。
気づくと朝で、あぁ今日は土曜だからもう少し眠れる。眠れそうなときは眠ろう。とまどろみながら考え、朝まで眠れたことにびっくりしたが、さらに加えて9時まで眠ることに成功した。
うれしい。
わたしは深い睡眠が得られない。ヨガやジョギングを始めたり、ゆっくりお風呂に浸かってみたり、自律神経を整えられそうなことをしてみたりしているものの、安眠することができない。眠れないと決めつけたらいけないのかもしれない。そう思うからこそ眠れないのかもしれない。何も考えなければ眠れるのかもしれない。わからない。
さいきん休日は一人行動が多く遊びに出かけたりもしていないのだが(いや…してるんだけど作業スペースに引きこもりがち)、今日は参加することになったわくわくする事業の用語を考えたりもしており、文学などの小説や、エッセイや紀行文や論文などとはちがう読み物に関しての用語について悩んだり楽しんだりしていた。
そんな作業をしながらも途中途中昼寝をした。普段眠れないのにどうしてこんなに眠れるのだろうとおもったが、きょうは休みなので眠い衝動に抗うことはせずに、自然と体を睡眠にいざなうことにした。
季節の変わり目はいつも体に不調が訪れる。そんなときは、自然界に自分の体力をプレゼントしているのだなとおもうことにしている。たとえば人は、自分のだめなところを変えようと努力するとき、とてつもなく力を使うだろうし、ダイエットすることを決めて挫折するときなども、ものすごいパワーを使ってものすごいダメージを受けたりするのだとおもう。
自然も季節の変わり目はものすごいパワーを使ってつかれているのかもしれない。わたしはそこに力を貸してあげているのだ……と。頭がおかしいのかもしれないが、そうおもうことで少しは、季節の変わり目に現れがちな自分の怠さや尋常ではない易疲労感の苦しさを軽減することができるのではないか。
しかたないなぁ、
これからずっと、夏から秋・秋から冬・冬から春・春から夏に変わるとき、ちょっとだけ力貸してあげるよ。怠いけどさ。一緒に乗り越えよう、自然も。つらいひとたちも。わたしと。