昨日退職したのだが、今日から新しい職場。といっても仕事のことは詳しく書けないので(前職と違い、コンプライアンスが……)書かないし、今後も何も書けない。
私は通い慣れたビルに入った後、買い物などをして同じ入口(出口)から外に出たにもかかわらず、迷いもせず誤った方角に足を向け、そのまま根拠のない自信たっぷりに歩みを進め続ける素晴らしき方向音痴ニストなので、今日は初めての通勤で失敗しないように、そして通勤ラッシュの人混みのなかで遭難しないように、早めに家を出た。
駅について案の定遭難しかけたが、それでもわりとあっさり進むべき方向がわかりはじめ、そして面接をした日よりもスムーズにこの道をまっすぐ行けば着くじゃない……やるやん私……と陽気になってずんずん歩いていたら始業時間の40分も前に会社の近くに着いてしまった。もう明日からは普通の時間に出て大丈夫。の、はず。
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ちょっと前の話だけれど、10月29日は神保町で行われたブックフェスティバルに足を運んだ。神田古本まつりは3年ぶりの開催。ブックフェスティバル開催日にはすずらん通りにずらりと並んだ出版社などのワゴンの前にたちまち人だかりができて、なかなか思うように体をねじ込むことができないぐらいの盛況ぶり(のブースもあった)。
私は人混みがもとから苦手なので、見るのを断念したブースもあったのだけれど、やっぱり、並んでいる紙の本たちを手にとりじっくり眺めている人たちの姿をみているだけでなんだかにこにこしてしまうのであり、いやはや、まだまだ紙の本も捨てたものではないのだな、とうれしくなったりもして、とても穏やかで良い日になった。
晴れていたし。
そんなわけで私は7冊ぐらい買って帰ってきたのだけれど、そのうちの1冊、酉島伝法さんのサイン入り『オクトローグ』。
酉島伝法さんのサインめちゃくちゃかっこよくてかわいい。
あぁ……とため息もついたけれども心機一転。11月1日、場所を変えて空気を変えて私は未来の扉ひらいたのでした。これから何ができるのかとても楽しみである。
そりゃもちろん、本もたくさん読んでいきます。にんにん。