こんにちは、Takaです。
今回は、次なる給付金(エアドロップ)が期待されるDeFiプロトコル「GoldFinch(ゴールドフィンチ)」について紹介します。
なお本記事の制作にあたっては、zakkさんによるホワイトペーパーの和訳を大変参考にさせていただきました。ありがとうございます。
本記事ではそれをもう少し噛み砕いて解説していこうと思います。
◆ GoldFinchとは
◆ ローンの仕組み
◆ GFIトークン
◆ まとめ
GoldFinch(ゴールドフィンチ)は暗号資産の担保なしにローンを可能にするDeFiプロトコルです。
似た仕組みとしてCompoundやAaveといった暗号資産の貸し借りをマッチングするサービスが存在しますが、これらは暗号資産による担保を元に別の暗号資産を借りることができるというのが特徴です。
これらのサービスの担保率は通常100%以上であり、借入額以上の暗号資産を担保として預け入れる必要があります。
これは例えば、イーサリアムを保有したままステーブルコインでの運用に回したいという場合などに有効ですが、そもそもお金を借りたいという目的にはそぐわないものです。
GoldFinchは上述したような既存のレンディングプロトコルとは違い、暗号資産以外の資産を担保にステーブルコイン(USDC)を借りることができる純粋なローンを提供します。
つまり借主は担保資産を預ける必要がなく、プロトコルから融資を受けることができます。
一方、貸し出す側が金利を受け取ることができる点は既存のレンディングプロトコルと同じです。
ちなみにGoldFinchが大きく注目される理由の一つとして、「andreessen horowitz(通称a16z)」からの出資を受けていることが挙げられます。
その他の大手VCと合わせて1100万ドルの資金を調達しています。
Mercy Corps Ventures、A Capital、SV Angel、Access Ventures、Divergence Ventures、Defi Alliance、Draft Ventures、Balaji Srinivasan、Wale Ayeni、Ryan Selkis、Jason Choi、Josh Hannah、Lisa Cuesta、Viktor Bunin
先にも述べたように、借り手は暗号資産を担保として預け入れる必要がありません。
ではどのようにローンを成立させるのでしょうか。
ここで登場するのが、DAOによるガバナンスの原理です。
まず融資を受けたい借主「Borrower」は、返済期日や金利、遅延手数料などがスマートコントラクトとして記録された「Borrower Pool」を提案します。
次に、このBorrowerに対して資金を貸し出しても良いというユーザーは「Junior Tranche」というBorrower Poolの一角に参加します。
この最初に資金提供するユーザーは「Backer」と呼ばれ、最もリスクを負う存在です。
そしてプールが規定量に達すると、Borrowerはガバナンストークン「GFI」を支払って「承認投票」を要求することができます。
投票者はGFIのステーキングユーザーの中から保有量に応じてランダムに選出され、多数決によってBorrower承認の可否を決定します。
この時正しい投票を行ったユーザー対してはBorrowerが支払ったGFIがインセンティブとして付与されます。
この投票で見事承認された場合、Borrowerは「Junior Tranche」の資金に加えて「Senior Tranche」からの資金提供を受けることができます。
Senior TrancheはGoldFinchにおけるメインプールのようなもので、リクイディティプロバイダー(LP)が自由に資金を預け入れることができます。
ちなみにBorrower Poolに対する資金提供の割合は、
Junior Tranche → 20%
Senior Tranche → 80%
という比率です。
Borrowerが承認投票で否決された場合は、Junior Trancheの資金にのみアクセスが可能です。
Borrowerが支払った金利はJunior TrancheのBackerとSenior TrancheのLPに報酬として分配されますが、より高いリスクを負ったBackerの取り分が多くなります。
具体的には、報酬の20%がBackerへの追加報酬となります。
また報酬の10%はSenior Trancheの準備金としてストックされます。
そして最終的に報酬全体の70%がLPとBackerに分配されます。
実際にはもっと細かな仕組みがありますが、ざっくりとした理解はこんな感じだと思います。
すでに上述したように、GIFはガバナンスとしての役割や支払い、報酬分配に利用されるGoldFinchのネイティブトークンです。
ホワイトペーパーではこのGIFトークンの発行枚数や配布モデルなどは公開されていません。
しかし現在GoldFinchはフライトアカデミーというユーザーのための教育プログラムを実施しており、この参加報酬として最大でトークン全体の3%を配布すると公表しています。
これは通常のパプリックセールと同じくらいの割当なのでかなりの量です。
またすでにJunior PoolやSenior Poolが公開されていることから、初期のバッカーやLPに対するエアドロップも期待されています。
今回は無担保ローンのDeFiプロトコル「GoldFinch」について紹介しました。
正直なところプールの仕組みがかなり複雑で自分の理解もまだ少し怪しいです。
もしこれ違くね?ってとこがあれば教えて下さい。
そして実はこの記事もフライトアカデミーの一環なのですが、今後もまだタスクが増えそうなので継続的にGoldFinchについて発信していくことになりそうです。
フライトアカデミーの申込みはプログラムが開始される9/20以前に済ませるようにというニュアンスで書いてあったのですが、確認したらまだ受付フォームは公開されていました。
有効である補償はないですが、今からでも試して見る価値はあるかもしれません。
ちなみにSenior Poolの流動性提供も上限$40Mに対してまだ少し空きがあります。
しかしもちろんエアドロを保証するものではないので、くれぐれも参加する際はDYORでお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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