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【第3回】あの仮想通貨はいま「steemit:STEEM」

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  • 2021/01/31 12:18

 

こんにちは、Pockyです。

ありがたいことに、このシリーズ割と好評なので早くも3回目です。

 

今回は、ALISの元になったことでも知られるこのプロジェクト。

 

「STEEM」

Content image

サービス名「steemit」、ここで利用される通貨「STEEM」です。

 

- 目次 -

◆ STEEM(steemit)とは?

◆ steemitの来歴

 ・SMTによる関連アプリの普及
 ・TRONによる買収と対立
 ・ハードフォークによるHIVEの登場

◆ トークンの種類

◆ トークン価格

◆ STEEMの今後と将来性

◆ まとめ

 

 

◆ STEEM(steemit)とは?

 

Steemitは、ALIS元祖ともいえる仮想通貨系ブログサービスです。

記事投稿したり、投稿された記事評価することでSTEEMというsteemit独自のコイン獲得することができます。

これにより、サイト内に広告表示することなく利用者がマネタイズできるだけでなく、良い記事評価が集まって信頼可視化しやすくなるという利点があります。

 

そもそもALISsteemitから着想を得て簡素化したものなので、外枠はALISと同じです。

ALISと大きく異なる特徴は、steemitにはトークンの種類複数あります。

この点については後述します。

 

 

◆ steemitの来歴

2016年3月 ・ホワイトペーパー公開

2016年7月 ・サービス開始

2018年11月  ・steemitが従業員を70%解雇(仮想通貨市場低迷期)

2019年12月  ・Dapps開発の基盤となるSMTをリリース

2020年2月 ・TRONがSteemitを買収
      ・65,000,000 STEEMを凍結

2020年3月 ・STEEMのハードフォークによりHIVEが誕生

 

 

・SMTによる関連サービスの普及

 

steemitは、STEEMベース分散型アプリケーションDapps)開発支援するため、「SMT」(Smart Media Tokens)を2019年12月にリリースしました。

これにより、STEEMブロックチェーン上で稼働するアプリケーションを誰でも開発することが可能となり、様々な関連サービス生まれました。

 

代表的なもので言えば、Youtubeを模した「DTube」や、インスタグラムを模した「Appics」などが挙げられます。

 

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DTube

 

これらはsteemitと同じように、「投稿」「いいね」によってトークンを獲得できるため、広告なしマネタイズ可能という大きな利点があります。

ちなみにこれらのサービスでは、STEEMトークンとは別にそれぞれ独自のトークンが利用されており、主にDEX(分散型取引所)取引されています。

 

 

・TRONによる買収と対立

 

steemitは2018年の仮想通貨市場低迷を機に財政厳しくなり、同年11月には従業員70%削減しています。

そんな背景もあり、steemitは2020年2月にTRON財団によって買収されました。

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TRON

 

当初この買収は両者にとって、またユーザーにとっても前向きなものと捉えられており、TRONはsteemitの救世主とも言われていました。

しかしここからTRONsteemit泥沼合戦が始まります。

 

その原因はSTEEMトークンが持つ投票権の効力です。

STEEMの投票権については概要を省きますが、と似たようなイメージです。

 

買収によってTRON側大量STEEMトークン保有することになったことで、中央集権的な運営になることを危惧したsteemit側は、このTRON側が持つトークンの投票権無効にする仕様変更(ソフトフォーク)提案・実施しました。

これに対しTRON側は、各取引所で管理されたSTEEMを利用した上で全体の50%を上回る投票権確保し、ソフトフォークを覆すハードフォーク提案・実施しました。

結果的にはTRON側重要なノード独占し、steemit側はこの権力争い負けた形となりました。

 

 

・ハードフォークによるHIVEの登場

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投票権の争いを機にTRON側steemit側完全対立し、steemit側は新たにTRONから独立することになります。

steemit側は、TRON側が持つSTEEM除いたトークンに対してハードフォーク実施し、新たなHIVEというトークンへ移行しました。

これに伴ってsteemitのサービスからも独立し、全く同じ内容別のサービス「HIVE Blog生まれました。

 

現在、TRON側が持つ「steemit」と、元steemit側が持つ「HIVE Blog」はそれぞれ別のサービスとして運営されています。

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steemit
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HIVE Blog

 

 

◆ トークンの種類

 

steemitにはもともと、3種類のトークンが存在します。

・STEEM
 → steemitのメイン通貨。取引や出金が可能。

・SP:STEEM POWER
 → STEEMと1:1で交換可能。
 メリット:保有率が高いほど報酬が増える。

・SBD :Steem Dollars

 → 米ドルとおよそ1:1の価値を持ち、STEEMと交換可能。
 メリット:仮想通貨市場の変動による影響を受けない。

steemitにおける報酬は、SPSBD50%ずつ付与され、これらはいつでもSTEEM交換して出金することができます。

 

 

これだけでも十分ややこしいのですが、前述したTRONによる買収を機にさらにややこしくなりました。

元より、TRON財団には独自のブロックチェーンTRON(TRX)が存在しますが、steemit買収によって、TRXがSteemエコシステムに統合されました。

これにより現在steemitでは、SP・SBDの報酬に加え、SPと同量のTRX付与されます。

つまり、現在steemitで利用されるトークンは、STEEM、SP、SBD、TRX4種類となっています。

 

 

ちなみに、分裂したHIVEでもsteemitと同様に、3種類のトークンが存在します。

・HIVE

・HP:HIVE POWER

・HBD:Hive Dollars

内容はsteemitと全く一緒です。

 

 

◆ トークンの価格

 

steemitではICOが行われていないため、ICO価格存在しません

CoinMarketCapに残っている最初の履歴では、2016年4月89円で取引されています。

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CoinMarketCap STEEM

 

 

その後、HitBTCやHuobi、Binanceといった大手取引所で取引が盛んになり、2018年のアルトバブル最盛期には700円超え高値を付けました。

しかしバブル崩壊とともにSTEEMも暴落現在20円前後で取引されています。

 

 

ちなみに分裂したHIVEも現在Bittrex、Binanceといった大手取引所に上場しています。

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CoinMarketCap HIVE

価格は一時90円まで高騰しましたが、現在14円ほどです。

 

 

◆ STEEMの今後と将来性(まとめ)

 

steemitが2017年1月に公開したロードマップには、steemitとSTEEMトークンに関するビジョンが22ページにわたって記されています。

そして短期的な目標の概要として、登録者アクティブユーザーの数を大幅に増やすこと、そして同時にSTEEMプラットフォーム上の起業家開発者サポートリソース提供することが不可欠であることを挙げています。

 

これについては前述したように、SMT一般公開によって様々な関連サービス誕生を実現し、結果的にsteemitユーザー増加にも上手く繋がったと言えます。

現にsteemitは、すでに累計利用者数100万人超の大規模SNSに成長しました。

 

また、ロードマップ内の具体的な内容についていくつか目についたものを取り上げると、

・iOS・Androidモバイルアプリの開発

・サードパーティアプリケーション用のSteemログイン

・steemitのリブランディング

・ステータスバー機能の開発

などが挙げられます。

 

ただこのロードマップはTRON買収される以前のものなので、TRON主体となった後の明確方針などはわかりません。

 

 

◆ まとめ

 

財政難の一方で、ユーザーの獲得プラットフォームの拡大を続けてきたsteemitですが、やはりTRONとの対立による分断は大きな痛手だったと思います。

利用ユーザーが分断されることももちろんですが、今回の混乱に嫌気が差したユーザーも多いことでしょう。

また、TRXSTEEM統合などによってますますトークンシステムも複雑になりました。

僕自身もこの記事を書くために色々調べましたが、正直めちゃだるかったです。笑

 

TRON主体の現steemitと、元steemitコミュニティ主体のHIVE

最終的にどちらが勝つんでしょうか...。

はたまたALISが世界を制したり!?

 

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