こんにちは、Takaです。
今回はNFTを利用したIDOを提供するプロジェクト「Genesis Shards」(ジェネシスシャーズ)について紹介します。
◆ Genesis Shards(ジェネシスシャーズ)とは
◆ ネイティブトークン $GS
◆ プレIDO(GenPad)の参加方法
◆ これまでのIDO実績
◆ まとめ
Genesis Shards(ジェネシスシャーズ)は、Polkadot.(ポルカドット)上に構築されたプレIDOのためのプラットフォームです。
昨今さまざなプロジェクトがIEOやIDOによってネイティブトークンをリリースしていますが、これまでIDO前のトークンを取引する方法はほとんどありませんでした。
そこでGenesis Shardsでは、IDO前のトークンを「Gen Ticket」というタイムロック可能なNFTとしてラップすることで取引を可能にします。
これにより新規トークンを発行するプロジェクトは、トークンのリリース前であってもIOUのように流動性をもたらすことができます。
各チケットには一定数のトークンと引き換える権利があり、あらかじめ決められたタイムスケジュールによって徐々にアンロックされていきます。
アンロックされたトークンは随時引き出し可能となり、引き出した枚数と残数はチケットに記録されます。
チケットはトークンの一部を引き出した状態でも取引が可能で、最終的にすべてのトークンが引き出されるとチケットの価値はゼロとなります。
このようにNFTを活用することで、DeFi分野における未上場トークンの取引を可能にすることがGenesis Shardsの目的です。
Genesis Shardsにはネイティブトークンである「GS」があります。
ティッカー:GS
規格:ERC-20/BEP-20
総発行数:208,969,354
アドレス:0xe0b9a2c3e9f40cf74b2c7f591b2b0cca055c3112
2021年4月にPolkaStarter(ポルカスターター)にてIDOが行われ、1GSあたり$0.12で販売されました。
その後UniswapやPancakeswap、Gate.ioなどでリスティングされ、一時は$2.5まで上昇しましたが、現在(2021/8)は$0.15あたりに落ち着いています。
GSトークンの主なユースケースは、プレIDOの参加権です。
これについては次章で詳しく解説しますが、GSトークンを多く持っていればいるほどIDOへの参加が有利になります。
ここからは、実際にGenesisShardsを通じて行われるプレIDOに参加する方法を解説します。
GenesisShardsで行われるプレIDOは2種類あります。
・オープンコミュニティメンバー
・Genアクセスクラブメンバー(GenAccessClub)
オープンコミュニティは誰でも参加できるのに対し、GenアクセスクラブはGSトークン保有者のみが参加可能です。
また、GenアクセスクラブのメンバーはオープンコミュニティのIDOと重複して参加することができます。
ホワイトリスト申請の詳細が公開されたら、参加フォームより申請を行います。
ホワイトリストの枠は4種類のカラーチケットに分けられ、それぞれ当選数や割当トークンの数が異なります。
ブラック/ゴールド/ピンク/シルバーの順にチケットあたりの割当が多く、当選数は少なくなります。
例えばブラックを選ぶと当選率は低くなりますが、当たった場合に購入できるトークンの枚数は大きいというわけです。
参加したいカラー(枠)を選び、ホワイトリスト申請に必要なタスクをこなします。
これまでの申請では毎回、参加するカラーのNFT画像とハッシュタグを付した引用リツイートを行うことが条件となっています。
これらは変更になるかもしれないので、毎回ホワイトリスト申請に関する説明を確認してください。
タスクをこなしたら記入したフォームを送信すれば応募完了です。
こちらはGSトークン保有者のみが参加可能なホワイトリスト枠です。
必要となるGSトークンは参加するクラブのカラーによって異なり、これによってIDOで獲得できるチケットのカラー、つまり割り当てられるトークンの枚数が変わります。
各クラブへの参加に必要なGSトークンとIDOで購入できる割当は以下の通りです。
・シルバー:2,000GS/$100
・ピンク:7,500GS/$250
・ゴールド:15,000GS/$400
・ブラック:30,000GS/$650
1. GenesisShardsウェブアプリ(GenPad)にアクセスします。
2. 「CONNECT WALLET」をクリックし、必要なGSを保有するメタマスクウォレットをアプリに接続します。
3. 「Gen Access」から自分のテレグラムID("@"含めない)を入力して「Sync」をクリックします。
(このときテレグラムIDをメタマスクに紐付けるため、トランザクションの承認が必要です。)
4. テレグラムのGenesis Shards Bot(@genshards_bot)を起動します。
「/ help」と入力し、続けて「/verify(スペース)自分のイーサリアムアドレス」と入力します。
完了すると上記のメッセージが表示され、「here」から各クラブの専用テレグラムグループにアクセスすることができます。
これで登録は完了です。
ホワイトリストの詳細が発表されると、GenPadからホワイトリストの申請が可能になります。
自分のクラブカラーを選択してホワイトリストフォームを申請すれば応募完了です。
なお、GSの保有枚数が各クラブの参加に必要な最低枚数を下回るとクラブのテレグラムグループから自動的に削除され、クラブの特典も喪失します。
クラブへの再入場を希望する場合は、必要枚数分を再取得したあと登録をやり直す必要があります。
その後プールがオープンになるとホワイトリスト通過者はNFTチケットの購入が可能になります。
参考までに、これまでGenesisShardsでプレIDOを行ったプロジェクトをまとめておきます。
- 用語の説明 -
TS:Total Supply (トークン総発行数)
GP:Gen Price (IDO価格)
CP:Current Price (現在(2021/8)価格)
$BURP
TS:500,000,000
GP:$0.08
CP:0.13
$MOZ
TS:1,000,000,000
GP:$0.02
CP:0.01
$UGT
TS:200,000,000
GP:$0.105
CP:0.14
$MOMAT
TS:100,000,000
GP:$0.36
CP:0.16
$AD3
TS:100,000,000
GP:$0.5
CP:N/A
$CROP
TS:500,000,000
GP:$0.04
CP:N/A
$WISE
TS:200,000,000
GP:$0.07
CP:N/A
$BAKED
TS:300,000,000
GP:$0.03
CP:N/A
$BACON
TS:200,000,000
GP:$0.04
CP:N/A
$VLTY
TS:15,000,000
GP:$0.55
CP:N/A
こうして見ると結果はあまり良いとは言えません。
ただ、これらは5月から7月にかけて下落相場の中で行われたものなので、地合いの悪さも理由と一つと言えます。
また、直近に行われた「BACON」や「VLTY」などは有望視さていている上に価格も割安なので少し期待できそうです。
このところ競合となるIDOローンチパッド系のプロジェクトが増えてきていますが、GenesisShardsはNFTを活用してリリース前のトークンに流動性を提供するという点で差別化をはかっています。
「NFT」という言葉自体が大きなトレンドになりつつあるので、そういった意味でGenesisShardsが利用されるというパターンもあるかもしれません。
また、バックのVC(ベンチャーキャピタル)が強いことでも知られ、信頼感は抜群といえます。
つい先日も、新たに「Citadel」のプレIDOが発表されました。
CitadelはCosmos系のプロジェクトなので、Polkadot系のGenesisShardsでIDOを行うのは少し意外な感じがします。
とはいえチェーンの境目なく市場全体が発展してくれるのはとてもいいことだと思うので、これからの新プロジェクトとGenesisShardsの発展に期待です!
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