こんにちは、Takaです!
今回はSolana(ソラナ)の分散型取引所(DEX)である「Orca(オルカ)」についてまとめました。
待望のネイティブトークン$ORCAもリリースされ、今注目のプロジェクトです。
◆ Orca(オルカ)とは
◆ 特徴・他のDEXとの比較
◆ ネイティブトークン $ORCA
◆ 今後のロードマップ
◆ まとめ
Orca(オルカ)はSolana(ソラナ)エコシステムのための分散型取引所(DEX)です。
SolletまたはPhantomウォレットに対応しており、SOLをはじめFTTやRAYといったSPL規格のトークンをスワップすることができます。
シャチをモチーフにしたキャッチーなアイコンが印象的で、サイトは利便性を重視したシンプルなUIが大きな特徴です。
基本的な仕組みはイーサリアム上のDEXである「Uniswap(ユニスワップ)」と同じで、流動性を担保するリクイディティプロバイダー(LP)を必要とします。
またUniswapと同じようにスワップには0.3%の手数料が必要となりますが、その使われ方は少し違います。
・0.25% →リクイディティプロバイダー
・0.04% →オルカ財団
・0.01% →海洋生態系保護のための寄付
スワップ手数料の一部を寄付するというのは他のDEXにはない独自の取り組みです。
SolanaにはすでにRaydiumやSerumといった主要なDEXが存在します。
そんな中にあってOrcaは、
「プログラムではなく、人々のためのDEX」
という理念を掲げ、ユーザビリティに重点を置いています。
中でも大きな特徴は「Fair Price Indicator」、つまり適正価格の指標です。
今やDEXは取引の中心になりつつありますが、DeFiユーザーにとって課題となるのがレートやスリッページといった価格の問題です。
UniswapをはじめとしたDEX上のトークン価格は、流動性提供された2つのペアのトークンバランスによって決定されます。
このため、流動性が不十分であったり一時的に大きな取引があった場合には価格の歪みが生じることがあります。
そこでOrcaでは、スワップ時のレートが適正かどうかをチェックする仕組みを導入しています。
① レートがCoinGeckoに記載されている市場価格の1%以内か
② スリッページが設定した値の範囲内か(デフォルト:1%)
条件を満たしていれば緑のチェックマークが、満たしていない場合は警告が表示されます。
このようにフェアな取引の提供によって、OrcaはユーザーフレンドリーなAMM(オートマーケットメーカー)の実現を目指しています。
Orcaでは2021年8月9日に待望のネイティブトークン「ORCA」がリリースされました。
ティッカー:ORCA
総発行数:1億枚
アドレス:orcaEKTdK7LKz57vaAYr9QeNsVEPfiu6QeMU1kektZE
トークン配分は以下の通りで、その多くはコミュニティに分配されます。
このうち5.25%が初期配布としてOrcaの初期流動性提供者やトレーダーにエアドロップされました。
残りのトークンは今後継続的に「アクアファーム」と呼ばれるOrcaでの流動性提供の参加者に報酬として支払われます。
4月に公開された2021年第2四半期のロードマップには未達成の項目があるため、まずはそれらのリリースが期待されます。
新銘柄のリスティング(OXY/FIDA/MAPS)→済
ORCAトークンリリース →済
ステーブルペアのプール作成 →済
イーサリアムのブリッジ対応 →未
多言語UIへの対応 →未
第3四半期や長期的なロードマップなどは特に公開されていないようです。
OrcaはSolana財団から助成金を受ける有望なプロジェクトですが、その立ち上げメンバーはわずか2人というまさに少数精鋭のチームです。
最近は少しずつメンバーを増やしつつあるようなので、今後の開発に拍車がかかることが期待されます。
また、Orcaの利用者にコレクティブルステッカーを配布するというようなユニークな試みがあるのも面白いところです。
サイトのデザインもシンプルで使いやすいので個人的におすすめのDEXです。
あとはマルチチェーン対応が切望されるところですが、期待して待ちたいと思います。
というわけで以上、「Orca(オルカ)」の紹介でした。
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