ども、Takaです。
今回はただの個人的な記事です。
わたくしごとですが、3月いっぱいで現職である航海士を辞めます。
今回は4年間の船乗り生活でも振り返ってみようかなと思います。
僕は実家が海に近いこともあって、海には昔から親しみがありました。
週末にはよく父親と釣りに行ったものです。
親の反対を押し切り水産高校へと進学し、大学も海洋系の学部に進学しました。
かと言って勉強する気なんてさらさらなく、大学時代は人生の夏休みを満喫しました。
進級に必要な単位数は毎年ピタリ賞で、よく卒業できたなと思います。
授業は単位が取りやすいものばかり選んでいたので、必然的に実習が多くなり、気づけば船に乗っていました。
そのままもう1年船の専攻科に進み、5年間の大学生活を終えて航海士になりました。
いざ就職すると大学で遊んできたツケを払わされました。
でも人間追い込まれた時にこそ力を発揮できるというもので、仕事に関しては割と真面目に覚えました。
しばらくすれば仕事もある程度手につき、余裕もできました。
それからというもの、航海に出ている間の生活はとても悠々としたものでした。
当直やタスクは勿論ありますが、仕事という感覚はあまりなく、日々の新たな経験が楽しみでした。
時には時化でつらい時もありますが、その辺は気合です。
寄港地では真っ先に船を降りてたくさん遊びに行きました。
遠洋航海は僕にとって海外旅行みたいなものでした。
そして先日、最後の航海を終えました。
海の上で見る星空、潮の匂い、心地よい揺れ、
最後になると思うと、船の上での何気ない日常も愛おしく感じました。
そして無事、仕事を全うして帰ることができました。
船で過ごした4年間は本当にあっという間でした。
職場の人間関係にも恵まれ、楽しくて有意義な時間を過ごせたと思います。
船も海も大好きなので、正直今の仕事を続けたい気持ちも結構あります。
自分の人生が3回あったら、一度は船長になるまで続けたかったなーと。
でも人生は誰しも1回限り。
そしてその中でやりたいことは山ほどあります。
あとで「あの時こうすればなー」とか思うのは嫌なので、やりたいことはとりあえずやってみると決めています。
そんなわけで自分としてはとても前向きな「退職」です。
ありがたいことに、職場の人たちも快く送り出してくれました。
そして人生の航海はまだまだ続きます。
順風満帆とはいかずとも、後悔のないよう進んでいきたいです。
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