スクーリングの学びが直接生きる、デジタル化の初案件を頂きました。
実践的な練習の場を下さったミニバラ研究所さんと学生時代の友人にお礼を伝えます。
初案件のハードルを整理する
個人事業主がひとりで初めて案件を取るときに一番悩むのは、誰にも頼れないことだと思います。
受注フローすら固まっておらずやったこともないので、自力で仕事としてこなせるかわかりません。
その悩みに対してできる工夫をまとめてみます。
仕事を最後までこなせるか不安で踏み出せないという悩みは、実際よく相談されます。
すごく細々の身でも、なんでそんなにガンガン挑戦できるのと聞かれます。
本当に多いというか、一番多い質問のような気もします。
これから何かしたい方の後押しになるかもしれないので、この機会に書いてみようと思いました。
①分からないときに他人の力を借りてもよいか
②実績としてどこまで紹介してよいか
ご厚意と案件の性質で成り立つことですが、未経験でお手間をかけるという理由からモニター価格を設定し、上記2点をお客様に相談しています。
②は後につなげるためにとても重要なので、必ずお願いします。
スキル的に本気で不安な場合は特に①を承諾くださる方を探します。
具体的に説明していきます。
以下に書くことをすべて頼むわけではなく、
先方の負担になりにくいと思われるものを選んでお願いしています。
モニター価格を設定する
先着◯名と決めて、最終的な希望販売価格の3分の2から半額程度のお代で、この条件で承らせてくださいと伝える。
良い方ばかりですが、お互いのためにもメール(残る文面)でお願いする。
納品後に口コミとアンケートを必ずお願いする。
納期が固定されていない案件を請ける
後工程がある案件は避ける。
その日に成果物が準備できないと、お客様が周りに迷惑をかける状況になってしまうからだ。
後工程がない、手が回っていなくて放置状態、腰が重いといった感じの業務が良いかと思う。
守秘義務をなくす
分からないときに人の力を借りても良いか聞いてみる。
今回の場合、今なら大学の先生方に相談することもできるので、むしろ確実な話ができるかもと伝えました。
ブログで過程を紹介する
ブログで開発日記を書いても良いか聞いてみる。
ブログを書いたらその方に見せてから公開する。
お客様やきっかけを下さった方の応援もする
お客様の応援になる場合、お客様の事業も簡単にブログ内で紹介する。
書いて良いか伺い、書いたときにはその方に見せ、了承をとる。
最初はリテラシー高めの方から受注し、調べもの代行に価値をつける
資料作成業務としてお見積りをし、この部分にも報酬を発生させていただけるよう、お願いする。
すると、お代を頂き仕事としてデジタル案件をこなした実績になる。
忙しいお客様に代わって調べもの代行をし、社内でも使っていただける資料を作る。
開発手段や世にある代替ツールを比較しながらレポートにする。
運用コスト(料金体系)、保守の煩雑さ、利用時の扱いやすさ、プロコン(メリットとデメリット)を、公式サイトリンクや参考URL、表も交えてまとめる。
開発を実際に頼むかをお客様が選べ、場合によってはレポートがあれば自身ですぐできるよう作れば、自分の勉強にもなり、理解度が現在この程度(=この程度なら忙しいときにまた任せられそう)だということも伝わる。
また、受注フローが完璧でなくても、状況を伝えれば手順を調整させていただける。
先日ChatGPTで作った、ミニバラ研究所の看板猫・ルーラちゃんのLINE用チャットボット。
私がスクーリングで勉強中であることを知る何人かに見せたら面白がってもらえ、初案件につながりました。
自分専用のLINEで使えるチャットGPTボットが欲しいというご依頼がデジタルの初仕事です。
スマホで英語論文や海外エッセイを翻訳・要約し、そのまま相手に共有できたらラクとのことで方法をいくつか考え、それぞれの運用コスト、保守の煩雑さ、利用時の扱いやすさ等をレポートにまとめました。
開発まで至らなくても、開発手段の比較や代替ツールの提案をする部分にも報酬が発生するので、初めての実績です。
すごく嬉しく、ありがたいです。
LINEは1発言に何文字まで入るのか、チャットGPTボットが何文字まで返してくるかだけ見たく、
電車内でルーラちゃんに英語論文の和訳と要約を頼んだところ、めちゃくちゃ頭良い返事が返ってきて吹いたと同時に、キャラ崩壊させてしまって水谷先生に申し訳なくなってきました。
自作ボット第1号で愛着がわいてしまい、プロンプトを変える勇気が出ませんとフェイスブックで先生に伝えたら、可愛いスタンプでお返事くださったので、お許しくださったのだと思います。
作ったものを人に見せる
デジタル系は口で話すより、見せてしまった方が分かりやすいし、面白いのだと思います。
相手のリテラシーが高めだった場合、「これ、もしかして◯◯もできる?」という話につながることがあるのだと分かりました。
私は歳のわりに子どもっぽく、遊びで作ったものを「ねえねえ、見て!」となるので、機会を頂くことが思えばデジタルに関係なくあるかもしれません。
実験用ボットや名刺の作成など、課題を実践的にこなす場を、いつも寛容に下さいます。
きっとんとん ミニバラ研究所 所長 水谷早苗 sites.google.com
ミニバラ研究所さんのホームページです。