

こんにちは!こんばんは
新年度に入り、海外出張や春の旅行で成田空港へ行かれる方が大勢いるかと思います
成田空港は、羽田空港と並んで『空の玄関口』と呼ばれ、より多くの公共交通機関が成田空港まで運んでくれます
しかし、多くの公共交通機関があるとはいえ、どれが本当に安くて速く移動するのかを知るよしもなく、実際にはその真実を知る人々が大勢いません
今回、成田空港へ安くて速く移動する方法を独自の調査で明らかにしていこうと存じます

成田空港へ行く公共交通機関の中で、鉄道以外の公共交通機関だと『リムジンバス』『高速バス』が存在します
1. エアポートバス東京・成田:東京駅~成田空港
2. 成田シャトル池袋線:池袋駅~成田空港
3. リムジンバス(TCAT発):TCAT~成田空港
4. リムジンバス(バスタ新宿発):バスタ新宿~成田空港
これらのリムジンバスと高速バスの特徴として、人と一緒に大きな荷物を運んでくれます。手荷物から溢れる荷物を公共交通機関で大移動するのは、世間からの厳しい目と移動する際の体力消耗でなかなかの苦労を味わいます。そんな時に大活躍するのは、リムジンバスと高速バスです
ただし、高速バスとリムジンバスは、自家用車やタクシーなどが走る道路と高速道路を使って移動することから、自然に発生する『交通渋滞』が起きます
さらに、高速バスやリムジンバスによってはトイレがないバスもあったりするので、交通渋滞とトイレなしの劣悪な環境で移動は、相当のストレスとトラウマを作り出す要因となることから、高速バスとリムジンバスの利用は自己責任です
では、4つのリムジンバスと高速バスの所要時間を見てみましょう
実際の調査結果は、以下のとおりです
1. エアポートバス東京・成田:62分
2. 成田シャトル池袋線:102分
3. リムジンバス(TCAT発):62分
4. リムジンバス(バスタ新宿発):107分
所要時間だけ見ると、TCATから出るリムジンバスと東京駅から発車する高速バスの方が所要時間が短くて、池袋やバスタ新宿から出るリムジンバスと高速バスは、所要時間が長く、おすすめできません
では、通年通してのリムジンバスと高速バスの値段を見てみましょう
それぞれのお値段は、以下のとおり
1. エアポートバス東京・成田:1500円
2. 成田シャトル池袋線:2300円
3. リムジンバス(TCAT発):3100円
4. リムジンバス(バスタ新宿発):3600円
安さでいうと、明らかに東京駅から出る高速バスの方が安いです
ただ、この安さだけは物足りませんよね?1分ごとの乗車運賃がいくらなのかが分かりませんよね
ここからは、1分ごとの乗車運賃でそれぞれのリムジンバスと高速バスのコストパフォーマンスを可視化していきます。1分ごとの乗車運賃は、以下のとおりです
1. エアポートバス東京・成田:25円/1分
2. 成田シャトル池袋線:22円/1分
3. リムジンバス(TCAT発):50円/1分
4. リムジンバス(バスタ新宿発):33円/1分
ここで分かる真実で、1分ごとの乗車運賃が安いのは、所要時間102分で成田空港を目指す『成田シャトル池袋線』が1分ごとの乗車運賃が最も安いことが分かりました
そして、東京都内から成田空港へ目指すリムジンバスと高速バスの中でコスパ最悪なのは、TCATから出るリムジンバスです。1分ごとの乗車運賃が最も高く、エアポートバス東京・成田線と同等の所要時間なのに、3100円とより多く支払いをしなければいけないリムジンバスであることが分かりました
成田空港まで高速バスやリムジンバスで移動する方向けの結論で、東京都内から安くて速く移動するなら、東京駅から発着するエアポートバス東京・成田線を使うのが1番良いです。「所要時間」「お値段」「1分ごとの乗車運賃の安さ」3拍子が全て完璧に揃っており、新幹線から成田空港に乗り継ぐなら、エアポートバス東京・成田線を使ってください
でも、所要時間より安さ重視で移動するなら、1分ごとの乗車運賃の安さが2番目に安い『成田シャトル池袋線』を使ってください。所要時間とお値段はエアポートバス東京・成田線が良いのですが、人気のあまりなかなか乗車できないリスクを持ちます。そのことから、エアポートバス東京・成田線に乗れなかった時の保険として、成田シャトル池袋線を使うと良いです

ここからは電車編です
リムジンバスと高速バスに対抗し、JR東日本と京成電鉄は以下のとおりに向かう列車を出しています
1. 京成本線:京成上野~成田空港
2. 京成「アクセス特急」:京成押上~成田空港
3. 京成「スカイライナー」:京成上野~成田空港
4. JR総武線「快速」:東京~成田空港
5. JR「特急・成田エキスプレス」:東京~成田空港
6. JR「特急・成田エキスプレス」:新宿~成田空港
リムジンバスと高速バスと違って、JR東日本と京成電鉄は移動距離を出すことができます。そのため、所要時間、移動距離、お値段、1キロあたりの乗車運賃を割り出すことで、それぞれの公共交通機関の良さを気づくことができるのです
では、所要時間、移動距離、お値段、1キロあたりの乗車運賃を見ていきましょう
まずは、JR東日本と京成電鉄の所要時間は以下のとおり
1. 京成本線:90分
2. 京成「アクセス特急」:54分
3. 京成「スカイライナー」:43分
4. JR総武線「快速」:90分
5. JR「特急・成田エキスプレス」:53分
6. JR「特急・成田エキスプレス」:77分
所要時間で最も短いのは、京成電鉄で『京成スカイライナー』。JR東日本は『特急・成田エキスプレス(東京駅発着)』が所要時間が短いです
移動距離はどうでしょうか。JR東日本と京成電鉄の各路線の移動距離は以下のとおり
1. 京成本線:69.3km
2. 京成「アクセス特急」:58.3km
3. 京成「スカイライナー」:64.1km
4. JR総武線「快速」:79.2km
5. JR「特急・成田エキスプレス(東京駅発着)」:79.2km
6. JR「特急・成田エキスプレス(新宿駅発着)」:96.6km
移動距離で最も短いのは、京成電鉄「アクセス特急」です
他は、65kmから97kmとすごく長く走ることから、所要時間が短くても移動速度を他より速く走ることから、移動距離を意識しなくてもいいかもしれませんが、最も短い距離で成田空港を目指したいなら、京成押上駅から発着するアクセス特急を使うと良いです
次は「お値段」です。JR東日本と京成電鉄を使った時のお値段は以下のとおり
1. 京成本線:1060円
2. 京成「アクセス特急」:1200円
3. 京成「スカイライナー」:2580円
4. JR総武線「快速」:1340円
5. JR「特急・成田エキスプレス(東京駅発着)」:3070円
6. JR「特急・成田エキスプレス(新宿駅発着)」:3250円
JRだけで移動することを最優先にするなら、総武線の快速列車で向かった方が安いです。京成電鉄だと京成本線で向かった方がJR線より安く移動できます
さいごは1キロごとの乗車運賃です
この辺りで電車で安くて速く移動する方法が見えてくるのではないでしょうか。調査結果は以下のとおりです
1. 京成本線:15円/1km
2. 京成「アクセス特急」:20円/1km
3. 京成「スカイライナー」:39円/1km
4. JR総武線「快速」:17円/1km
5. JR「特急・成田エキスプレス(東京駅発着)」:39円/1km
6. JR「特急・成田エキスプレス(新宿駅発着)」:34円/1km
こうしてみると、1kmごとの乗車運賃で最も安いのは、京成本線です
逆に特急列車だと、京成「アクセス特急」が1kmごとの乗車運賃で最も安いことが分かります
京成スカイライナーとJR成田エキスプレスは1kmごとの乗車運賃が同一で、どれもあまり大差がありません。京成本線と総武線快速も1kmごとの乗車運賃の差が2円と変わりません
電車で成田空港を目指すなら『京成アクセス特急』を使うと良いです
京成アクセス特急は「所要時間の短さ」「移動距離の短さ」「お値段が安い」「1kmごとの乗車運賃が激安」の四拍子が全て完璧に揃っており、本当に時間とお値段と移動距離の短さを最優先にするなら、京成アクセス特急を使うのが1番良いです
ただし、新幹線との乗り継ぎを考慮すると、東京駅発着の成田エキスプレスの方が良いと思います
成田空港へのアクセスは公共交通機関が充実しているものの、費用と時間を最適化する方法の認知度は低いのが現実です。今回、バスと電車をそれぞれの観点から、安くて速い成田空港へのアクセス方法を深く分析し、どれが一番良いのかをファクトしました
バスに関しては、エアポートバス東京・成田、成田シャトル池袋線、TCAT発リムジンバス、バスタ新宿発リムジンバスの4つの選択肢を見てみました。所要時間ではエアポートバス東京・成田とTCAT発リムジンバスが優位だが、コストパフォーマンスを考慮すると、1分あたりの運賃が最も安い成田シャトル池袋線が魅力的です
総合的に、時間と費用のバランスが良いエアポートバス東京・成田が素晴らしく良いものの、混雑時の代替として成田シャトル池袋線が挙げられます
電車に関しては、京成本線、京成アクセス特急、京成スカイライナー、JR総武線快速、JR成田エキスプレス(東京駅発着、新宿駅発着)を比べてみました。所要時間では京成スカイライナー、費用では京成本線、移動距離では京成アクセス特急がそれぞれ最も優れています
1kmあたりの運賃で比較すると、京成本線が最も安く、アクセス特急も比較的低コストです。結論として、時間、費用、移動距離のバランスに優れた京成アクセス特急が推奨され、新幹線との乗り継ぎには東京駅発着の成田エキスプレスが適していると思います
今回は、成田空港へ安くて速く移動する方法を独自の調査で明らかにしていきました
成田空港へのアクセスは公共交通機関が整備されているものの、利用者の多くが安くて速い移動方法を把握していないのが現状です。今回の徹底分析により、バス・電車それぞれのオプションから、コストパフォーマンスに優れた選択肢が明らかになってきました
バスでは、エアポートバス東京・成田と成田シャトル池袋線が、所要時間と運賃のバランスが良く、大きな荷物と一緒に移動するなら、エアポートバスと成田シャトル池袋線が強く推奨できます。電車では、所要時間、移動距離、運賃の全てにおいて最適な京成アクセス特急が最適解です。新幹線との乗り継ぎには東京駅発着の成田エキスプレスが便利と言えます
これらの情報を活用すれば、成田空港への移動をより快適かつ経済的に行えるはずです。新年度の出張や旅行の際には、今回の分析結果を参考にして、自分にぴったりの移動方法をご自身で見つける指南書として活用していただければと思います
全国の空港には、主要駅から空港までの公共交通機関が用意されています
たくさんの公共交通機関があって、どれが正解なのかを明確にしたいなら、「所要時間」「移動距離」「お値段」「1kmごとの乗車運賃」「1分ごとの乗車運賃」「トイレの有無」を確認すると良いです
下調べが難しいと思いますが、決して1日ががりで下調べをするものではなく、そこまで対した時間がかかりません
あくまでも1つの指南書として読んで、ご自身の環境下に合った移動手段を確保していただければと思います
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました
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