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イールドファーミングのいろはと低コスト運用のススメ【注意事項やリスクと危険についての記述もあります】

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  • Shozao
  • 2025/07/08 11:18

 

 

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Photo:pixabay

 

 

こんにちは!こんばんは

暗号資産の世界では、中央集権で運営されている取引所と分散型で運営されている取引所の2つに分けられます

 

今回、この2つの取引所のうち、分散型暗号資産取引所のはなしとイールドファーミング。イールドファーミングをする上で大事な『低コスト運用』について解説しようと存じます

 

 

 

イールドファーミングとは

 

イールドファーミングとは、DeFiプロトコルに暗号資産を預けることで、報酬を得る仕組みです

ユーザーが流動性プール(Liquidity Pool)に暗号資産を提供し、そのプールを利用した取引手数料の一部を報酬として受け取る特徴を持ちます

 

しかし、高い利回りを期待できる一方で、インパーマネントロス、スマートコントラクトリスク、流動性リスクと言われる『3つのリスク』を考えつつ、リスク管理をユーザー自らが慎重に使用しなければなりません

酷いことに、預けた暗号資産がそのままGOX(財産損失)するため、くれぐれもイールドファーミングをする時は、自己責任で利用するのが望ましいです

 

 

 

使用できるブロックチェーン

 

イールドファーミングは、DeFiプロトコルに暗号資産を預けることで、報酬を得る仕組みであることから、その時に使用するブロックチェーンが大きな肝となってきます

その時に大事となるのは、DeFiプロトコルが使用するブロックチェーンの確認です

 

イールドファーミングができる代表的なDeFiプロトコルと使用するブロックチェーンは、以下のとおり

 

 

DeFiプロトコルが使用するブロックチェーン

 

PancakeSwap:BSC(BNB Smart Chain)

Aave:ETH、Polygon

Morpho:ETH、Base、Polygon、OP Mainnet

 

 

このように、上記3つのDeFiプロトコルでは、5つのブロックチェーン、BSC、ETH、Base、Polygon、OP Mainnetが使用されています

 

 

 

 

DeFiプロトコルでイールドファーミングをする時のススメ

 

DeFiプロトコルでイールドファーミングをする時は、提供した2つの暗号資産の価格変動により損失が発生する『インパーマネントロス』を避けるため、暗号資産とステーブルコインのペアに絞ると良いです

先ほど解説した、DeFiプロトコルが使用するブロックチェーンで、時価総額で世界100位以内に入るステーブルコインは、以下のとおり

 

 

時価総額で世界100位以内に入るステーブルコインと対応ブロックチェーン

 

・USDT:BSC、ETH、Base、Polygon、OP Mainnet

・USDC:BSC、ETH、Base、Polygon、OP Mainnet

・DAI:BSC、ETH、Polygon、OP Mainnet

・FDUSD:BSC、ETH

・PYUSD:ETH

 

 

こうしてみると、USDTとUSDCの2通貨がBSC、ETH、Base、Polygon、OP Mainnetの全てにサポートし、DAIはBaseを除いた全てのブロックチェーンを対応していることが分かります

 

 

 

 

DeFiプロトコルでイールドファーミングをする時にオススメのペア

 

 

もし、DeFiプロトコルでイールドファーミングをする時は、BSC、ETH、Base、Polygon、OP Mainnetの全てにサポートするUSDTとUSDCをペア先の候補に入れておくのが良いです

 

そして、ステーブルコインが決まれば、ペア先となる暗号資産の選定ですが、DeFiプロトコルでイールドファーミングをする時に『USDC/○○』『USDT/○○』のペアをDeFiプロトコル次第では、イールドファーミングする時にもらえる利息のベース利率が高い暗号資産とステーブルコインの組み合わせを見ると良いです

 

ちなみに、DeFiプロトコルが使用するブロックチェーンで、ブロックチェーンごとに存在するネイティブトークンは、以下のとおり

 

BNB Smart Chain(BSC):BNB

Ethereum:ETH

Base:存在せず

Polygon:POL

OP Mainnet:OP

 

このことから、需要と供給のバランスを考えて、以下のペアが望ましいです

 

 

BNB Smart Chain(BSC)の場合

USDT/BNB、USDC/BNB、DAI/BNB

 

Ethereumの場合

USDT/ETH、USDC/ETH、DAI/ETH

 

Polygonの場合

USDT/POL、USDC/POL、DAI/POL

 

OP Mainnetの場合

USDT/OP、USDC/OP、DAI/OP

 

 

ただし、上記のオススメするペアがイールドファーミングができる代表的なDeFiプロトコルによっては、存在しないこともあり得ますので、その時は、利用者自身が確認することを推奨します

 

 

 

イールドファーミングする時のススメ

 

イールドファーミングをする時は、Ethereum以外のブロックチェーンでイールドファーミングをしてください。Ethereumのガス代が他のブロックチェーンよりも高額になることから、明らかな手数料負けをする危険とリスクがあるからです

 

そして、本投稿が推奨するペア以外に『W○○』と名がつく暗号資産に注目するかと思います。これは、Wrapped○○と呼ばれる暗号資産です

代表的な暗号資産のBTCやETHなどを結ぶ重要な橋渡し役になる暗号資産で、BTCやETH保有者がDeFiに参加できるようにし、流動性を向上させ、BTCやETHのユーティリティを拡大するために作られました

 

基本的な値動きは、リンクする暗号資産と共に値動きするため、基本的な値動きを見る時は、それとリンクする暗号資産の値動きをよく見る必要があります

このような暗号資産のおかげで、自由自在にDeFiを楽しめるので、イールドファーミングをする時は、Wrapped○○と呼ばれる暗号資産とUSDC、USDT、DAIとのペアにしてみると良いかもしれません

 

 

 

今回のまとめ

 

イールドファーミングは、DeFi(分散型金融)プロトコルに暗号資産を預け入れることで報酬を得る仕組みです。ユーザーは流動性プールに暗号資産を提供し、その利用に対する取引手数料の一部を報酬として受け取ることができます

高い利回りが期待できる一方で、インパーマネントロス、スマートコントラクトリスク、流動性リスクといった3つのリスクが存在し、最悪の場合には預けた資産が失われる可能性もあるため、ユーザー自身が慎重にリスク管理を行う必要があります

 

イールドファーミングを行う上で使用するブロックチェーンの確認は、すごく重要です。代表的なDeFiプロトコルとそれらが使用するブロックチェーンとして、PancakeSwapはBSC(BNB Smart Chain)、AaveはETHやPolygon、MorphoはETH、Base、Polygon、OP Mainnetが挙げられます

 

イールドファーミングにおいて、提供した2つの暗号資産の価格変動による損失(インパーマネントロス)を避けるためには、暗号資産とステーブルコインのペアに絞ること良いです

時価総額で世界100位以内に入るステーブルコインとしては、USDT、USDC、DAI、FDUSD、PYUSDがあります。特にUSDTとUSDCはBSC、ETH、Base、Polygon、OP Mainnetの全てのブロックチェーンでサポートされており、DAIもBaseを除く全てのブロックチェーンに対応しています

 

イールドファーミングのペアとしては、USDTやUSDCを相手に、各ブロックチェーンのネイティブトークン(BSCのBNB、EthereumのETH、PolygonのPOL、OP MainnetのOP)との組み合わせが良いとされています。例えば、BSCではUSDT/BNB、USDC/BNB、DAI/BNBなどが挙げられます

ただし、これらの推奨ペアが全てのDeFiプロトコルで利用可能とは限らないため、利用者は事前に確認が必要です

 

イールドファーミングを行う時は、ガス代が高額になるEthereum以外のブロックチェーンを利用することが、手数料負けのリスクを避ける上で推奨されます。また、「W○○」と表記されるWrapped暗号資産(例:WBTC、WETH)も注目に値します

これらは、BTCやETHなどの主要な暗号資産をDeFiエコシステムで利用可能にするための橋渡し役であり、USDC、USDT、DAIとのペアも有効な選択肢となりえます

 

Wrapped○○と名がつく暗号資産の基本的な値動きは、リンクする元の暗号資産の動きに連動するため、常に元の暗号資産の値動きを注視することが重要となるので、W○○とUSDC、USDTとのペアでイールドファーミングをする時は、随時、それらの動きを見ておくと良いです

 

 

 

さいごに

 

今回は、イールドファーミングのいろはと低コスト運用のススメを解説しました

イールドファーミングは、DeFiプロトコルを利用して暗号資産を預け入れることで報酬を得る仕組みであり、高い利回りが期待できる一方で、インパーマネントロス、スマートコントラクトリスク、流動性リスクなどの注意すべきリスクが存在します

 

利用するブロックチェーンの確認はすごく重要であり、代表的なDeFiプロトコルとその使用するブロックチェーンを理解することで、イールドファーミングをより安全かつ効果的に行うことができます

暗号資産とステーブルコインのペアを選択することでインパーマネントロスを避け、USDTやUSDCなどの時価総額上位のステーブルコインを選択することで流動性を確保することができます

 

さらに、イールドファーミングを行う際には、ガス代の安いブロックチェーンを利用し、Wrapped○○と名がつく暗号資産を活用することで、利回りを最大化しつつリスクを最小限に抑える戦略を取ることが期待されます

 

最終的には、イールドファーミングを行う際には、自己責任で慎重にリスク管理を行い、市場の動向を注視しながら戦略を柔軟に変更して対応することが、とても重要ではないでしょうか

 

 

さいごまで読んでいただき、ありがとうございました

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