⚠️注意
今回スタートアップをリサーチしたところ、50社のうち12社がホームページにアクセスできず、実質停止状態にあるプロジェクトでした。創立したてのブロックチェーンプロジェクトは大きな可能性を秘めている一方、サービス停止やピボット(方針転換)の可能性がありますので、ご利用の際はくれぐれも自己責任でお願いいたします。
※当記事の情報ならびにPDFの情報は2022年3月26日現在のものです。閲覧時には古くなっている可能性をご留意ください。
このnoteでは世界最大のスタートアップデータベースであるCrunchbaseに基づき、
・米国中国以外にも、欧州、アジア、アフリカなど多岐にわたる地域の企業
・一部の投資家にしか注目されていない隠れたポテンシャルを秘めた企業
・注目される分野でとりわけ新奇性が高い珍しいビジネスモデルを持つ企業
・私たちが利用するべき暮らしや開発を豊かにしうる海外のサービス
を毎週1回土曜日に配信しています。
毎日1社、更新日の土曜日に3社配信していますが、全50社はマガジン購入者対象のPDFにて配信中です。【イメージ】
世界中の最新&ニッチスタートアップを毎週50社お届け
またブロックチェーンやEスポーツ、ノーコードなどを中心に世界中の最新企業をPDFで毎月200社紹介するマガジン【週刊:世界のベンチャー図鑑(550円/月)】も配信しております。
以下本編です。
近年隆盛を見せているNFT領域のスタートアップですが、今回はプレシード、つまり大手投資家がまだ注目する前の生まれたてホヤホヤであるフェーズのスタートアップを中心に押さえました。
特徴としては、既存のNFTマーケットプレイスを破壊することをビジョンに置いた企業が複数あったほか、これまで手の届かなかった領域のNFT、さらには全く新しいビジネスモデルを導入した企業までさまざまな傾向が見られたことです。
しかし共通しているのは、どれも「既存のブロックチェーンやWeb3の課題そのものを破壊しようとしている企業」だという点です。ようやく一般的にも徐々に盛り上がりを見せつつあるNFTですが、 ここにきてゲームチェンジャーが登場するのも時間の問題かもしれません。
では早速いきましょか。
📈ラウンド:Miami,🇺🇸
💰調達額:$2,200,000
📅調達日:March 2, 2022
👥主要投資家:Boutique Capital Partners
【誰のどんな課題をどのように解決するか?】仮想通貨・暗号資産に投資を行っているユーザの、仮想通貨を購入してからは市場のボラティリティーにその価格変動を任せるしかないという課題を、参加するだけで報酬が得られるNFTベースの投資を可能にするプロダクトで解決。
【日本に展開するなら?】日本でも仮想通貨領域は爆発的に盛り上がっている上に現在はただの投機資産としてしか見られていないので新たな形での投資環境は今後ますます隆盛の一途をたどるだろう。
【備考】Engage-to-Earn™という参加・コミットすればするほど儲かる仕組みを通じ経済的自由を支援するプロダクトだと明確に記されている。 現時点では現時点では事前登録にとどまっていてまだプロジェクトが始動している様子は無い。Web3を用いて従来の仮想通貨取引所を破壊しようがモットー。
📈ラウンド:Paris,🇫🇷
💰調達額:$6,000,000
📅調達日:December 21, 2021
👥主要投資家:UBISoft, Animoca Brands etc
【誰のどんな課題をどのように解決するか?】主にEthでブロックチェーンゲームを遊んでいる人々のガス代がかかりすぎてしまいゲーム本来から受けられる儲けやゲーム性を楽しむことができない課題を、Tezosを用いた育成系ブロックチェーンゲームを用いて解決。
【日本に展開するなら?】わが国でも少しずつ話題になりつつある。 犬が、今話題になっているSTEPNの靴よりも高いので将来性は大いにありそう。たまごっちが流行った国であるし将来に期待。
【備考】ARと掛け合わせたワンちゃん育成ゲーム。犬のNFTを生成し成長させることで収益化する。Tezosの取引フィーはETHと比較してもかなり安いため、インフラとしてのTezosがより活用されるようになれば戦略的に見てTezosによるプロジェクトを立ち上げるのは全く的外れな戦略ではないことと思われる。
📈ラウンド:Hasselt,🇧🇪
💰調達額:$358,722
📅調達日:November 30, 2021
👥主要投資家:ー
【誰のどんな課題をどのように解決するか?】音楽を心より愛する人でNFTも取引したいと考えている人の自分が作った音楽を世界中に広めながら自らの技能を拡大させていきたい・収益化も欲しいという課題を、音楽製作者向け配信機能を兼ね備えたNFTマーケットプレイスで解決。
【日本に展開するなら?】わが国で行ったならばおそらくインディーズバンドやまだ売れていないが一攫千金を狙っているユーザたちが最もターゲットとなり得る。多くのユーザが潜在的に居そう。
【備考】Spotifyやサウンドクラウドなどで配信した自身の楽曲がどれだけ再生されているかをグラフ化して確認することができるダッシュボードを搭載。 アーティストが自らの音楽NFTを作成する機能も搭載していてアーティストのみならず配信者等のユーザも恩恵を受けられるように設計されている。
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