僕が小学校一年生の時に、ひいおばあちゃんが、死んだ。
亡くなる少し前から、たぶん・・僕自身が不安だったのかな?
僕は、頻繁にひいおばあちゃんが死んでしまう夢を観だしたんだ。
ダ、ダダダダダダダ
毎朝、毎朝
階段を駆け下りて、ひいおばあちゃんが、まだ生きてるか確かめに行く僕。
そんな日が続いた・・ある日。
ひいおばあちゃんの終末期の介護をずっと担っていたおばあちゃんが、僕に良くこう言っっていた。
おっきいおばあちゃん、ボケて変な事ばっかり言うてくるねん・・
「ちょっと、寄らせてもうらおう思ただけやのに・・えろう、長ごうおらせてもろうて・・ほんまに、おおきになあ」
おばあちゃん曰く・・何度も、何度も、そう言ってくるらしい・・
どこかに帰るみたいだった。
その後、しばらくして、ひいおばあちゃんは、しづかに息を引き取った。
そして、ひいばあさんを介護していた僕の大好きなおばあちゃんも・・
最後は、父が、献身的に介護していた。
僕も、よく話し相手をしに、おばあちゃんの部屋に行った。
そこで、良く言われたのが・・
「また、あの偉いさん来やはったらな、K太(ひ孫)がな、小学校いくまでまだいきまへんてゆうといてんか」
これって、明らかにお迎えと違うん?
しかも、お断りしちゃってるし。
そんな、おばあちゃんも・・それを言い出してから数週間で息を引き取った。
死んだら、どこに行くのかなあ?