J1リーグ第22節が8/9~11に行なわれました。
8月16日に迫った移籍登録期限を控え、各チームが移籍・補強の発表を多く始めました。上位チームは足りないピースをピンポイントで埋めるため、下位に沈むチームは即戦力を。といった印象です。驚きをもって伝えられたのは、大分に所属していた藤本選手が神戸に加入したことでしょうか。チームとしては大分が上位にいるものの、資金力で大きく上回る神戸が藤本選手を獲得した形です。2年前にはJ3にいた苦労人の29歳ストライカーは不振に喘ぐ新加入チームで大きく羽ばたくことができるでしょうか。
また、札幌所属の小野伸二選手がJ2のFC琉球へ移籍することが発表されました。浦和レッズでプロデビューを果たし、U-20W杯ではキャプテンとして出場し、準優勝。その後もオランダ、ドイツ、オーストラリアと渡り歩いた名手が、北の大地から南の島へ移籍し、どのようなサッカーを魅せてくれるのか期待です。
では、試合結果と順位表です。
<試合結果>
札幌 1 - 1 浦和
清水 1 - 0 松本
鹿島 2 - 1 横浜FM
FC東京 1 - 0 仙台
名古屋 3 - 0 川崎F
G大阪 1 - 1 広島
大分 1 - 1 神戸
C大阪 1 - 2 鳥栖
磐田 2 - 3 湘南
今節、東京が勝ち、横浜、川崎が負けたことにより東京が頭ひとつ抜け出す形になりました。そして、いつの間にか鹿島が2位へ・・・。この鹿島の「いつの間にか」の強さはどこからくるのでしょう。今夏に主力が大幅に抜けたことによる戦力ダウンが予想されていたにも関わらず、変わらぬ強さを見せています。それはひとえに「積み重ねてきた勝者の歴史」なのかもしれません。メルカリの経営権買収という話題がありましたが、この積み重ねてきた歴史は簡単には変わらないでしょう。まだカップ戦、ACLも残っているなかで、どれだけその強さを発揮できるのか注目したいと思います。
さて、8月9日に、2019シーズンの後半戦の日程が発表されました。発表された日程は、スケジュールが未定となっていた26節~34節で、最後の2試合となる33節と34節は全試合が14時キックオフの一斉開催となりました。
首位のFC東京は11月30日の33節に浦和、12月7日の最終節で横浜と対戦します。特に東京は浦和を大の苦手としており、残り2試合までに下位を突き放していたいところですね。
※ACLで準々決勝に駒を進めている浦和と鹿島に関しては、その勝ち上がり次第で、29節~32節の日程が変更になる可能性がある。
<了>