J1リーグ第27節が9/28~9/29に行なわれました。
ラグビーワールドカップで日本中が盛り上がっていますね。スポーツ観戦の文化が根付くことはスポーツファンにとってはうれしいことです。ラグビーワールドカップを機に多くの方が多くのスポーツを観戦するキッカケになればいいですね。(思えば2002年のサッカーワールドカップの時もそうだった気がします。)
「裾野が広がる」という意味で、Jリーグが9月27日、2020シーズンのJリーグクラブライセンス判定結果を発表しました。J1クラブライセンスは昨年までの41クラブに加え、新たに町田、鹿児島、琉球に交付され、全44クラブになります。
J1クラブライセンスは「1万5千人以上が入場可能なスタジアムを有すること」「設備基準を満たしたクラブハウス、天然芝またはハイブリッド芝ピッチを1面以上有する専用の練習場を用意すること」などいくつか条件を満たすことが必要で、今回ライセンスを交付された町田は、昨シーズンはJ2・4位の好成績を収めたのものの、ライセンスがなかったため、J1参入プレーオフへの参加が認められませんでした。こういった制度・交付で「地元クラブにライセンスが!」「応援しにいこう!」というスタジアム観戦のキッカケになり、どんどんと裾野が広がっていくことを期待しています。
さて、試合結果と順位表です。
<試合結果>
C大阪 3 - 1 G大阪
鳥栖 3 - 3 浦和
鹿島 1 - 1 札幌
川崎F 1 - 2 神戸
大分 1 - 2 磐田
仙台 1 - 1 横浜FM
広島 1 - 1 名古屋
松本 0 - 0 FC東京
湘南 0 - 6 清水
今節は上位陣が軒並み足踏みをしました。特に東京にとっては下位の松本相手に勝ち点を取り逃し、2位以下との勝ち点を広げるチャンスを失ったという見方もできます。今後の展開ですが、ルヴァン杯、天皇杯で敗退が決まっている東京、横浜の優位は変わらず、三冠の可能性を残す鹿島は厳しいスケジュールをこなさなければならない点から、チームマネジメントの重要性が問われるでしょう。ただ、「三冠」というモチベーションはチームを動かす原動力ともなりえます。カップ戦を含めた勝敗に注目です。
Jリーグは9月24日に開催した理事会で、2020シーズンから一部の試合でビデオアシスタントレフェリー(VAR)を導入することを承認したと発表しました。
当初は2021シーズンから導入予定だったものが、前倒しされる形です。世の中の趨勢もありますが、確かに今季はとても誤審や微妙な判定がたびたび起きており、VARの早期導入を求める声が多く上がっていました。
来季から導入されるのは、明治安田生命J1リーグの全306試合のほか、シーズン開幕を告げるスーパーカップ、リーグカップのノックアウトステージの全13試合、さらにJ1参入プレーオフ決定戦の計321試合となります。
勿論、誤審がないことは良いことですし、テクノロジーを使った判定は納得感があるのですが、心配なのは「VARを利用する体制が充分に整っているか」「中断時間による試合の魅力低下につながらないか」です。テクノロジーを駆使しつつも、試合の魅力をアップさせられるような体制を期待しています。
<了>