河童/川童(かっぱ)
河伯(かはく)
がぁたろ
かぁば
がーら
かーらんべ
がーらんべ
がおら
がおろ
がご
がっぱ
がっぽ
がらんどん
がろ
からっぱ
がわっぱ
がわっぽ
かわんし
ごーご
ごーら
ごーらいぼうし
水天宮(すいてんぐう)
すじんどん
どんがす
みっしどん
童(わろ)
発見された妖怪
ザンバラ髪で頭頂部に皿を持つ、子どもほどの背丈の人型の生物です。
水中に潜み、人や馬などを引きずり込んで殺したり、お尻から尻子玉とよばれる器官を引き抜いて殺したりします。
きゅうりやナスが好物とされていますが、尻子玉も食べるようです。紫尻と呼ばれる蒙古斑を持つ人の尻子玉を特に好んで狙うようです。また、相撲も好きでよく人とも相撲を取り遊ぶ事例が残されています。
反対に嫌いなものは、金物を苦手としているようです。さらに、頭頂部の皿の中の水を失うと弱体化すると言われており、対処法として河童に会ったら丁寧にお辞儀をするというものがあります。お辞儀をすると河童も釣られてお辞儀をして自ら皿の水を地面に落としてしまい、弱体化させられます。
河童(かっぱ)は今でこそ、妖怪として紹介されていますが、もともとは、中国から来た「水の神」でした。今でも、河童を水の神として信仰している地域もあります。
そんな「水の神」として人々に信仰されていた河童ですが、その地位を脅かされる時が来ました。それは、中国から「龍」が日本へ来たためです。なんと、日本の人々は、龍の方が水の神として相応しいと考え、河童を神から妖怪へと落としてしまいました。
神から妖怪へと転落してしまった河童ですが、現代では、水の事故を防ぐため、注意喚起するキャラクターとして帰ってきました。龍のように怖い姿ではなく、どことなく愛嬌のある河童だからこそ妖怪へと落とされてなお、愛されるキャラクターとして復活できたのでしょう。
・もとは水の神だった
・龍が来日したことによって神から妖怪へと転落
・しかし、その愛嬌のある姿からマスコットキャラクターとして復活した。