妖怪には4つのカテゴリーがあります。
1、納得の妖怪
2、教育・教訓の妖怪
3、発見された妖怪
4、娯楽の妖怪
この4つが妖怪のカテゴリーです。
今回は、「納得の妖怪」を紹介します。
納得の妖怪
妖怪のカテゴリー
妖怪には4つのカテゴリーがあります。
1、納得の妖怪
2、教育・教訓の妖怪
3、発見された妖怪
4、娯楽の妖怪
この4つが妖怪のカテゴリーです。
今回は、「納得の妖怪」を紹介します。
日本人は、怖い出来事に遭遇した時、原因がわからないことが一番の恐怖です。原因がわからないと対処することもできず、この後、自分がどうなるのか不安でそれが恐怖へと変化します。
例えば、お腹が痛くて病院へ行ったとき、医者が「わからない」と言ったらかなり怖くないですか?
病気の名前がわかってどうすればいいのかがわかれば、恐怖は和らぎませんか?
それは昔の人も同じで、よくわかない出来事に遭遇してそれが何なのかわからないと怖くて仕方がありません。それも自分の生活圏でそんなよくわからない出来事がしょっちゅう起こっては堪ったものではありません。
そこで、誕生したのが「納得の妖怪」です。
ある納得の妖怪のエピソードを紹介します。
ある川で誰もいないのに「じゃらじゃら じゃらじゃら」とよくわからない音が聞こえてきます。
何の音でこの音を聞いたらどうなってしまうのか・・・
当時の人々は恐怖しました。
当時の川は、飲み水はもちろん、洗濯や食べ物を洗ったりと生活になければならない場所でした。
そんな大切な場所でよくわからないことが起こっている。最悪ですね。
そんな中、ある人が「これは小豆洗いが小豆を洗っている音だ」と言いました。
そして人々は「あぁ、小豆洗いの仕業かぁ」「もう心配ないね」と音を気にせず今まで通りの生活を送れるようになりました。
小豆洗いとは姿は見えないおじさんで、川で小豆を洗うだけで特に害のない妖怪です。
現代に置き換えると「共同の台所で、姿は見えないけど、おじさんが野菜を洗っている」ということです。そう考えると全く怖くないですね🤣🤣🤣
このように納得の妖怪とは、怖い出来事に原因を与えることで対処可能な怖くないものにするために誕生した妖怪です。
次回は「教育・教訓の妖怪」についてお話していきます。