マーメイド(mermaid)、セイレーン(siren)、人魚
呼び方はたくさんありますが、どんなイメージを持っていますか?
おそらくみなさんのイメージはこちらでしょう。
このように半人半魚(半分人で半分魚)のきれいな女の妖怪のイメージでしょう。
これは、ヨーロッパのイメージです。
もちろん、日本にも人魚がいます。
↓は昔の新聞に描かれた人魚の絵です。
ほとんど魚ですね😅
これを初めてみた学生は、「しばらく魚を食べることができません」と言っていました・・・。
それでは、姿以外にヨーロッパの人魚との違いを紹介します。
ヨーロッパの人魚は、歌が上手で、その歌を聞いた人は人魚のいるところへ行こうとします。そのせいで、船が沈んでしまったりするので、人々に恐れられていました。
日本の人魚は、海からの人魚の死体が流れてくることがあります。そして、その死体が流れてくるとよくないことが起きます。
(人魚の死体が流れてきた年に起きたこと:奥州藤原氏滅亡。鎌倉幕府三代将軍源実朝の暗殺など)
日本の人魚はほとんど魚です。ですから、人魚を釣った人がいます。親しい人を集めて食べようとしましたが、頭が人によく似ていたので、みんな気味悪がって食べませんでした。でも、一人の若い女の人だけは食べてしまいました。
すると、その女の人は、若いまま美しいままいつまでも年を取らない体になりました。そして、その女の人は尼になりました。その女の人は800年、年をとらなかったことから「八百比丘尼(やおびくに)」と呼ばれました。
最近では、ゲームにも登場しているそうです。
・ヨーロッパの人魚と日本の人魚は全く違う。
・ヨーロッパの人魚は歌が上手
・日本の人魚は死体が流れて来る。
・日本の人魚を食べると、としをとらなくなる。