酒吞童子/酒顛童子(しゅてんどうじ)
日本では一番有名と言っても過言ではない鬼です。
しかし、彼も最初から鬼だったわけではありません。
酒吞童子は、もともと新潟に住んでいた外道丸という人で、伊吹童子とも呼ばれていました。この伊吹童子はあるとき、人肉の味を覚えてしまい、人々から追い出されました。その後、各地を転々とし、最終的に大江山に居を構える鬼の大将酒吞童子となりました。
酒吞童子の名前の由来は、その名の通り、酒が大好物で大酒のみだったからと言われています。また、童子は子どもという意味ですが、彼は昼は子どもの姿をしており、夜に2メートルを超える巨体の鬼へと正体を表すことも童子と呼ばれる一因ではないかと思います。
とても強大な力を持ち、多くの配下を従えた酒吞童子は大江山を拠点として、多くの人を攫いその肉を食べていたといわれています。
酒吞童子が大江山で暴れている一方、京では人の失踪を問題視し、源頼光(みなもとのらいこう/みなもとのよりみつ)とその家来である四天王に酒吞童子の討伐を命じました。
しかし、強大な力を持つ酒吞童子に真正面から立ち向かうのはいくら源頼光たちが強くても無謀です。
そこで、源頼光らは酒吞童子に八幡大菩薩から与えられた「神変奇特酒」(神便鬼毒酒)という毒酒を振る舞い眠ったところを身体を抑えて首を撥ねました。
首を撥ねられた酒吞童子はすぐに死ぬことはなく、首だけになってもなお源頼光に嚙みつきました。源頼光は仲間の兜と合わせて合計3つの兜を被っていたため難を逃れました。
ゲームにも強力なキャラクターとして登場します。
特にわたしが面白いと思ったのはFate/Grand Orderに登場する酒吞童子と源頼光です。共に敵同士であった彼らはなんと、仲間として登場します。
さらに・・・
女性になっています😅
・大江山に住む鬼の大将。
・大酒飲みのため「酒吞童子」と名付けられた。
・源頼光とその4人の部下に討伐された。
・最近では女性になっている。