天狗(てんぐ)
てんでー
天伯(てんぱく)
山のもの(やまのもの)
翼を持つ人型の妖怪で、鼻の高い鼻天狗と鳥のくちばしを持つ烏天狗が有名ですが、その他にも後述しますが、トンビの姿や狐、犬の姿があります。
天狗も「鬼」と「河童」と同じく中国から来ました。
天狗は中国では「天狗星(てんこうせい)」と呼ばれる流れ星でした。
この流れ星が流れると悪いことが起きると言われており、日本に来てからは流れ星、「天狗(アマツキツネ)」と呼ばれるようになりました。
「狗」は小さな犬のことを表す漢字で、流れ星として生まれた天狗は、犬の形となりました。
また、中国の地理書『山海経(せんがいきょう)』によると、天狗は「ミュウミュウ」または、「リュウリュウ」と鳴くと説明されています。
天狗は日本へ来てから4つの種類にわかれました。
最も有名な天狗です。
その特徴は、名前の通り鼻が高く、顔が赤く、翼があり、風を起こす団扇を持っています。
性格は、様々ですが、コミカルな性格のものが多い印象です。
「烏(カラス)」と言われていますが、モチーフは鳶(トンビ)です。
その特徴は、くちばしと翼を持ち、剣や槍などの武器を持っていることが多いです。神様として信仰されていることも多く、狐に乗っていることもあります。
性格は、神様となることもあるためか、厳格な性格が多い印象ですが、時としてマスコットキャラクターのような扱いを受けることもあります。
そのままです。鳶の姿で描かれています。
数はとても少ないですが、唯一人の形をしていない天狗です。
最近現れた天狗です。
マンガやアニメに登場するキャラクターです。
姿は、ほとんどイケメンの男の人に翼がある程度でほぼ天狗としての特徴がないのが特徴です。
・もとは中国の流れ星
・犬の姿も持ち「ミュウミュウ」または、「リュウリュウ」と鳴く
・鼻高天狗、烏天狗、鳶、イケメン天狗の4種類がいる。