2016年のfacebookより
第46回釜ヶ崎越冬闘争 4
(1)思ったんだけど、4年ぐらい前、まだあびが歩けたときに初めて行ったときは、SHINGOフアンはねえちゃんたちだったのに、今はもうお母さんたちじゃないか。
子どももきているので、この日の三角公園の平均年齢の下がりようは半端ないぜ。
ステージ端っこに写っているのは、SHINGOの呼びかけで集められた持ち込みや郵送で届いた米の一部。
この日までに、1400kg集まったという。
(2)客席の前の方ででかい声でずっとしゃべっていたおっちゃん。SHINGOこらバカ野郎。お前はいいやつや、ええこと言うやんけ、バカ野郎。など、けなしているのか、ほめているのか、よくわからないのだ。
その人が勝手にステージに登って踊りだしてしまった。スタッフは降ろそうと動きはじめたが、SHINGOが話をつけて、マイクを渡す。
おっちゃんはマイクを渡されると「オレはSHINGOが好きや。ほんま、ありがとう」と言うのだった。
井上登さんと友だちになったのは、
大阪城公園野外音楽堂でのどぼちょんフェスで
メチャクチャ踊りをしていた登さんが、振り返ったとき、
「にいちゃんは、ほんまにやさしい目をしているなあ。俺がメチャクチャに踊ってても、全然、嘲笑ってないもんなあ」
と言い出したときと記憶する。
おっちゃんたちは、本当は差別してくる目に対して、メチャ敏感なのだ。
(3)これが越冬闘争のメインテーマやなのだが、このあと、ちゃんとした活動家は夜回りに出発。
(写真がない)
(4)だけど、あびは、えいちゃんに戻ってまた飲む。
夜になって、新人の女の子が出勤してきていて、数ヶ月前とすでにして、かなりメンバーが入れ替わっている。
ハナちゃんも、介護職を目指して来日したのに、日本にうまくなじめず、もうすぐ中国に帰ることにしたと噂を聞く。
介護職は不足しているのにそれでいいのかな、日本。とか考えながら、新人の女の子と写真撮るあび。
(写真は省く)
夜行ったときはカウンターの隣りの席が日本の会社に勤める中国人の若い男性だった。
だいぶ中国語を教えてもらう。他の日本人客がチンチンの話をしていたときに、「教科本には載ってないので、チンチンの中国語を教えてください」と言うと「小弟弟」とノートに書いてくれた。 新人の女の子が覗いたのでぱっと隠したが見られた。笑いながら「何を教えているの」「本に載ってないから教えてくれというから」などと中国語で話している。
焼酎のお湯割り二杯飲んで、中華風の辛い「ごちゃまぜサラダ」を一品食べて「买单」と言うと、ママさんが勘定書をちらっと見て「1000円」と言う。
ウソぉ。焼酎のお湯割り一杯400円でしょ。二杯飲んだから800円。じゃあ、あのサラダはけっこう量あったけど、200円??? 安すぎる。でも素直に1000円払う。
「今度いつ来る?」と聞かれる。早口の中国語だったので「今度いつ来るかって?」と日本語で聞きなおす。「本当に中国語わかってるね・・・また来てね」と言って送り出される。