46歳のときにもうこう考えていたんだなあ。
2006.12.26
ミンデルの「身体症状に宇宙の声を聴く」の「老いと仏教」の章を読んでいる。
老いとともに肉体がゆるんでくるのは、ドリームランドではゆだねの感覚に関連しているとある。
なるほど・・・。
だんだん弛緩して、最終的には永遠の世界に溶けるんだなあ。
この「やたらめんどくさくなってくる感覚」は、ゆえあるものであり、中年以降にそれに抵抗すると抑うつ状態になるんだと思う。
もう抵抗するのはやめよう。
だんだん、人々との関係がめんどくさくなり、永遠なる世界に焦点があってくるとも書いてある。
なるほど、だから隠遁する人もいる。
ていうか、隠遁するのが普通であった文化のほうがまともで、いつまでも一線にいることを求められるのは、過酷ではないか。
老いと死を周縁化しないことは、なにごとも周縁化しない生き方の最終段階か。
そう考えると、心配することは何もないようにも思えてくる。