THA
各種アプローチのコツとピットフォール
DAAは術中の骨盤動揺性が少なく、X線透視装置の利用も簡便なためカップ接地の精度や軟部組織バランスの評価にも有益である
脱神経を伴うことなく筋腱を温存できる唯一のアプローチである。
手技の習熟度による成績の差や合併症が問題視されている
DAAでは外側大腿皮神経障害の発生率が0~83%の広い範囲で確認され、メタアナリシスの6論文のうち3論文が0%
この発生率の差は外側大腿皮神経障害の多くが自然回復することに起因した
DAAは皮膚切開の位置から外側大腿皮神経障害を発症しやすいが、多くの症例で臨床的、機能的にも問題ない