暗号通貨決済は途上国で流行る

こんにちは、積分定数です。最近、暗号通貨決済が少しずつ普及してきている気がします。このままいけば数年後にはキャッシュレス化が進み、みんなが暗号通貨決済を用いるようになるのでしょうか。これについて、僕の考えを書いていきます。

1.キャッシュレス化

日本を例にとって考えてみましょう。日本円の価値は日銀への圧倒的信頼からきています。そして、日銀の発行する通貨は製造レベルが非常に高くほとんど偽札が出回りません(他の国ではATMから偽札が出てくることもあるらしいです)。このような背景と、日本人の保守的な性格から、日本人の日銀に対する信頼は異常なほど高くなっています。昨今の金融庁の暗号通貨に対する規制は、これに拍車をかけることになりました。しかしながら利便性を追求した結果、キャッシュレス化が進んでいるのもまた事実です。クレジットカード決済、ポイント決済、プリペイド決済等々…中には現金を一切持ち歩かず、カードのみで生活している人も多いのではないでしょうか。つまり日本では既にキャッシュレス化が十分に普及しているのです。しかし、これらはあくまでも日本円ベースの決済手段です。便利だからスマート決済を用いているだけで、決して日本円への信頼がなくなったわけではありません。そしてもう十分にスマート決済が普及している日本で、今更暗号通貨決済が普及する道理はないのです。むしろ設備費を嫌って導入したくない店舗も多いのではないでしょうか。現にクリプトプレイヤーの聖地、nem barの店員さんに聞いた話では、支払いの7割が日本円だそうです。暗号通貨のリテラシーが高いであろうnem barのお客さんでさえ、日本円払いがほとんどなのです。

2.途上国でこそ暗号通貨は真価を発揮する

ジンバブエでは現在、主に米ドルが決済通貨として流通していますが、2015年までは独自法定通貨のジンバブエドルが流通していました。ジンバブエドルが廃止された理由は政府への信頼がなくなったことによるハイパーインフレが起きたためです。最高額紙幣は100兆ドルとなり、その紙幣さえもほぼ無価値とされていたのです。ではもし、このような国々が決済手段として暗号通貨を用いたらどうなるでしょう。暗号通貨はそもそも発行元がいないので、国や組織を信頼する必要がありません(トラストレス)。またビットコインは多くのホルダーによって買い支えられているため、無価値になるということは考えにくいです(もちろん暴騰暴落などの価格変動はありますが)。そして、このような国ではもちろんスマート決済は普及していません。裏を返せば、これから新たなスマート決済を導入する余地があるということです。政府への信頼がない途上国でこそ、暗号通貨の需要があるのです。

公開日:2018/05/23
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  • @alis-constant
好きなものは数学とブロックチェーンとプログラミング(Python)。2017年5月参入。大学生です。@ALIS_constant
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