うーん、やっぱりブロックチェーンは面白い。
昨日、AI白書2019が家に届いたのでパラパラと読んでいたのだが、2017版と読み比べて、全体的に悲壮感というか、必死さが伝わってくる内容だった。
冒頭の対談も含めて、未来への希望というよりは、海外のメガプレイヤーに食われない為に日本はどうするのか、みたいな話が主体だった。
それもそのはずで、AIは基本的に『たくさんデータを蓄えてる者が勝つ』構造だからだ。
そりゃ日本の会社がどれだけデータを集めても、資本力が桁違いのGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)や海外のメガプレイヤーに勝てるわけがない。
※まあ日本人向けにニッチなデータを集めるなら話は別だが。
彼らが作った箱庭の中でAIモデルの利用料(みかじめ料)を払いながら、自分たちのAIビジネスを作っていくのが十年後の日本の姿なのかなとも思う。
一方で、ブロックチェーンは、そういった『規模のゲーム』みたいな要素が薄いと思う。純粋に知恵の勝負の世界。
そういう意味で夢を感じる。
元々ブロックチェーンの持っているDecentralized(非中央集権的)な世界観と哲学にどハマリした自分としては、
最終的には世の中ぜんぶDApps(分散型アプリケーション)やDAC(分散型自動化企業)になればいいのに、とすら思ってる。
全ての契約がジュースの自動販売機みたいにスマートコントラクトされていく世界。
今は仮想通貨の相場下落で『にわか』達が離れていって、ブロックチェーンは雌伏の時だが、いつかそう遠くない日に、通貨以外にブロックチェーンのキラーアプリが生まれて、雄飛の時が来るものと信じている。