NRIネットコムさんが出しているAWSの本の2冊目を読んでいる。
https://www.amazon.co.jp/Amazon-Services-クラウドネイティブ・アプリケーション開発技法-一番大切な知識と技術が身につく-Informatics/dp/4797386312/ref=pd_aw_sim_14_2?_encoding=UTF8&pd_rd_i=4797386312&pd_rd_r=2cd22299-f5d8-11e8-8732-43ea6338bb30&pd_rd_w=adcMv&pd_rd_wg=MQToy&pf_rd_i=mobile-dp-sims&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_p=9c4ab46e-86bf-4d07-a64f-f5783e6ae54d&pf_rd_r=5HHRF1KWA4D28A67TSRZ&pf_rd_s=mobile-dp-sims&pf_rd_t=40701&psc=1&refRID=5HHRF1KWA4D28A67TSRZ
この本は3部作になってて、どれも優に500ページを超える厚さで、そのまま鈍器として使える程の重厚な仕上がりだ。3冊は、
1冊目=EC2主体の基本構成
2冊目=サーバレスやクラウドネイティブ構成
3冊目=オンプレからの移行指南
みたいな流れ。
まあ解りやすくジョジョで例えれば(なんでだよ。解りやすくねえよ)、
1冊目がジョナサン・ジョースター、
(波紋法による吸血鬼との闘い)
2冊目がジョセフ・ジョースター、
(伝統をぶっ壊して究極生物と闘う)
3冊目が空条承太郎、
(再び伝統へ回帰、幽波紋(スタンド)を駆使しての長き因縁への決着)
みたいな流れですね。
で、今ジョセフ編を読んでる訳ですが笑、これが面白い。そしてヤバい。
サーバ(EC2)なしでここまでできまっせ、という構成がどんどん出てくるんですね。
とりあえず『柱の男』が強過ぎるんですわ。
サンタナ(API Gateway)、
ワムゥ(Kinesis)
エシディシ(Dynamo DB)、
そしてカーズ(Lambda)、みたいな感じで、
石仮面を被って不死身になったとはいえ所詮は短い時を生きる吸血鬼たち(EC2)とは違って、『柱の男』は基本的に不死身なんですよね。しかも課金もミリ秒単位。
別の喩えをするならば(しつけーよ)、
波紋がEC2で、幽波紋(スタンド)がコンテナという流れですね。
しかしまあ、一般人に向かって、
『オンプレサーバが石仮面を被ってEC2になったんだよ!』とか、
『EC2にエイジャの赤石を付けたらLambdaになった!』とか言っても、完全に電波出してる人だと思われるのでやめときます。
いずれにせよ、間違いなく数年後にはこっちの構成がメインストリームになりそう。
だって、どこからどう読んでも、こっちの構成が合理的なんだもの。
もちろん機能的な制限はあるけど、明らかに年々改善されていってる。
この構成が当たり前になった時の、利益確保の仕方をマジで考えないとヤバいですね。
オンプレサーバからEC2はまだ飛び石だったからスキル的にも共通するものが多くて、頑張ればジャンプできたけど、オンプレサーバからサーバレスは、滝を登るくらいのジャンプが必要。