阿蘇山はやばい山だと思わざるを得ない。2021年?くらいに阿蘇山は噴火していた記憶があるが、その一年前に阿蘇山に行った。草千里から見える中岳第一火口の言ってはいけない場所感はとんでもなかったのを覚えている。これまで蔵王のお釜とか箱根の大涌谷とかいったことはあるものの、阿蘇山はレベルが違った。
阿蘇山の近くにある赤うし丼はおいしい。近くの熊本もラーメンが美味だったのを覚えている。
しかし阿蘇の山はまったく事情が異なっていた。阿蘇山を上る道の途中に休憩所があるが、そこで煉獄杏寿郎のコスプレをした女性がいた。阿蘇山から湧き出す煙が空を覆う中、なぜそこに煉獄杏寿郎コスがいたのかはいまだに謎だったりする。
火口にたどり着くと、明らかにやばい感じが見て取れた。硫黄のにおいがとんでもなく、警報が鳴っていたほどだ。というか何よりも硫黄ガスが尋常ではない。普通に肺疾患とかある人がそこにいたら気絶するレベルでだ。硫黄ガスは白い煙のようなもので、風向きによって方向が変わるため、運悪く観光客のほうにそれが流れてくると硫黄まみれになる。
阿蘇山、また行きたいと思うことはあるものの、心のどこかでもう行きたくないと叫んでいる自分もいる。どの自分が最も本音に近いことを言っているのかはわからないが、このもどかしい気持ちを大切にしていきたいと思う。
どうでもいけど、その後に行った金鱗湖はとても良かった。大分を訪れたのは初のことだったが、金鱗湖の風情というかなんというかは、とんでもなくとんでもないものだった。
また行きたい。そう思える九州であり、それは一人で行く旅行とは全く異なるものがあったように思う。