KLIA付近の田舎にあるラーメン屋に来た。イスラム教系のヌードル専門店なのだが、ここが結構うまい。これまで食べてきた料理はほとんどがマクドナルドかスーパーで買ったものだったので新鮮味が異なっている。
チキンラーメンの価格は9リンギットで日本円で270円。1リンギット30円なのでリンギットの値を30倍すれば日本円と等価になる。
店内は広々としており、個人的には今いるところで最も良いと思っている。
これまでマレーシアを歩きまくってきたが、やはりここでもそれらしさは出ていた。そう、Googleマップのレビューが一つしかないのだ。こんなに素晴らしい店なのにだ。
何が言いたいのかというと、Googleマップはあてになったりならなかったりするということだ。なんともいら立つ表現かもしれないが、ここに来た人がもしもそういうことでいら立つ性格ならば、やっていけないだろう。スーパーには値札、というものがあるが、その値札に書かれた値段とは異なる値段(それよりも高い値段)をレジでいわれる。これは現在のマレーシアは4%くらいの経済成長、日本よりも勢いのあるCPIの急激な上昇によってモノの値段がかなり上がってきている。その状況と現地人のテキトーさ加減がハイブリッドしてなされる業だ。
そして、Googleレビューは高ければいいが低いならば行かないほうがいい。間違って低いところに入ったとしたら相当な苦難が待ち構えているだろう。
かといってGoogleレビューだけで歩いていると損もする。それがこのラーメン屋の例だ。確かに、レビューの高いところは良い。申し分ない量のナシゴレンがたったの150円で食べられるのだ。すごすぎる。ちなみにナシゴレンはライスみたいなものだ。若干辛いライスという感じだ。
ラーメンにナシゴレンと現地人じゃなくても口に合うのかと思われるかもしれない。しかし、これがとんでもない話で、普通に美味しい。
あと、さすがに田舎だからか、結構汚い場所もある。表通りの裏にある路地はかなり汚く、ごみが落ちまくっており歩くのも難しい。どぶにはネズミがいた。こんな具合で清潔さと超汚い部分の二面が混在する場所である。
というのはあくまでも個人的な感想であるものの、明日はまたナシゴレン屋のほかの飯を食べたいと思う。なんかここにきても結局何が食いたいのかくらいしかやることがない。