※この記事には私見バイアスが含まれます。
サムバンクマンフリード。この名前を聞いたことがあるということは、暗号資産界隈について知識がある人かと思われます。
彼は、通称SBFとも呼ばれており、世界最速の資産家ともいわれています。彼についての詳細な情報はこちらの記事などを参考にすればよいかと尾も会います。
FTXやアラメダリサーチといった事業を見れば、そのすごさが何となく伝わってくるとは思います。すでに有名人なので基本的なことはここでは省きます。
つい先日、FTXとAZAファイナンスが事業提携を結んだことが記事によって明らかになりました。これは、偶然ではなく必然であることがアフリカの暗号資産事情を見ればわかります。実は、現在においてアフリカ人の暗号資産保有額は、アメリカ人のそれよりも多くなっています。
アフリカでは、Mペサをはじめとした金融革新がここ最近起こっており、日本からでもたびたび耳にすることはありますが、実際のところどうなのかはわかりにくい部分があります。
しかし、今回FTXという非常に著名な暗号資産企業が事業提携したということもあり、それが予想を超えたものに聞こえることはあるかもしれません。
そして、そのほかにもFTXはEDMフェスティバル「トゥモローランド」とも事業提携を行うことがわかりました。このイベントでは、FTXになじみ深いSOLANAを用いたアクティブエンタメが内包されるとのことです。
何とも、実際の音楽イベントにブロックチェーンゲームを活用してくるとは非常にゲーム分野にアグレッシブだと言えます。実は、このFTXは大谷翔平選手やプロゲーミングチームであるTSMともコラボしており、その名前をどこかで聞いたことがあるかもしれません。そのオーナーがSBFだと考えれば、彼がどれほどの人物なのかは憶測がつくでしょう。
FTXの目線は欧州にアフリカにはとどまりません。インドのゲーミングスタートアップであるMPLに対してもアプローチしていることが最近わかりました。
将来的にFTXが暗号資産界最大の取引所になるだろうということは、SBF本人も言及してはいますが、不思議なことに自身は所持する大金のほとんどを必要としているわけではないようです。というのも、年間1000万円ほどは使うが、それ以上は別のことに充てると述べています。これはある程度において、貨幣の効用の限界を述べているのではないでしょうか?
この記事に出てくるインタビュワーも、その言動に驚きを隠せず、「これまでの資本主義者とは異なる哲学を持つ僧侶だ」とも述べています。何れにしても、SBFが非常に魅力的な人物として描かれつつある現状、その動向から目をそらす暇はありません。