ビットコインは、長い間「デジタルゴールド」としてその名を知らしめてきました。しかし、最近の研究によると、ビットコインはナスダックのTech株と非常に似た動きをしている模様です。他方で、ゴールドとは全く相いれないポジションをとっているとのこと。
ビットコインはもう「ただのデジタルコイン」になりかけているのかもしれません。
なぜこんなことが言えるのかは、この記事を見ることでわかります。この記事内に出てくる以下のグラフをご覧ください。これは、ビットコインがナスダック、金価格、DYXの3指標に対してどれだけ近似しているかというのを表したものです。
-1が最も近似していないことを表し、1に近づくにつれ同じ動きをしていることを示します。
図からわかるように、過去の時点においては確かにビットコインは「デジタルゴールド」でしたが、最近ではまるっきり「ナスダック」に寄り切っています。このことはビットコインがゴールドのような存在になることを疑わざるを得ないことを示しています。
アメリカでは8%を超えるインフレに見舞われており、なおかつナスダックが2021年末から下がってきているのを見ると、ビットコインが金(ゴールド)とは真逆の「リスク資産」としてみなされてきていることを認識せざるを得ないでしょう。