ライター、それは副業でも最も始めやすい仕事だという認識があるのではないでしょうか。私は現在ライターとして活動していますが、AIの登場によりその形態は変化する可能性が出てきました。
GPT4の性能は恐ろしいほどであり、確かに一定程度の仕事はなくなるかもしれません。しかし、なくなるというのは過去の産業変遷からしてもまれであり、エレベータースタッフくらいしか見当たらないという話もあります。
それはライターにも当てはまります。ライターの仕事は今後「プロンプトエンジニア」に変化していくでしょう。これが本記事の結論です。
なので、今のライターはそのうち全員プロンプターになっている可能性が高いです。
例えば、「栄養学と量子論」、「中進国の罠」について述べていきたいと考えます。そのとき、往々にしてあるのが議題が難しくてわからないということです。
GPT登場以前の世界では自分の知らない領域について触れることは非常にハードルが高かったわけですが、いまではキーワードさえ取れれば、あとはAIが解説してくれるわけです。
とんでもないことが起きているのが分かりますでしょうか。つまり、知識はもういらないということです。必要なのは「記事の構成の指示力」「記事執筆の指示力」であり、知識ではなくなりつつあります。
そうすると、記事内容の正確性がどうなっているのかとデューデリジェンス不足を指摘することがあるかもしれませんが、もっぱらプロンプターの仕事はデューデリジェンスと指示の二つだけになると思います。
それはかつてのエンジニアがコードを書くことが美徳とされながら、ほとんどテスターと化したかのようにです。
最近、GPTが凄いとか言われまくっていますが、確かにすごいです。しかし、それが言えるのはGPTを使いまくっている人だけでしょう。その生成物が凄いかどうかはわかりませんし、大体の場合生成物は普通です。
何が凄いのかは過程にあり、そこすべてが詰まっているのがAIの面白みではないでしょうか。
GPT3.5とGPT4は全く別物ですが、それらの特徴を理解すれば以外に面白い運用ができるのではないでしょうか。それだけではなく、PerplexityやMidjourneyなどほかのAIツールとコラボレートして、さらに深みのあるAI利用が実現するかもしれません。