アメリカの金融引き締めが加速し、10億円を預金に預けていれば一年で5000万円増える時代になりました。
あいつぐ銀行破綻の連鎖の中、将来への金融不安が依然残る状況は続いていますが、そんな中ステーブルコインの一つであるUSDCのペッグが外れるという事件が先週起きました。
なぜステーブルコインでも非常に人気だったUSDCのペッグが外れるようなことが起きたのか、そして、同時にビットコインの価格が上がったことには何の理由があるのかを考えていたいと思います。
まずもって、ビットコインはその性質上、デジタルゴールドともいわれており発行枚数に上限のある暗号通貨です。埋蔵量が決まっている金のような位置づけとして暗号資産でも屈指の人気を誇っていましたが、ビットコインの価格乱高下は、ほかの暗号資産にも似たような動きを提供してきました。
しかし、2022年になりウクライナ戦争が勃発して以降、その状況は徐々に変わっていきました。いつの間にか、ビットコインとその他の暗号資産は二人三脚状態から別離し、質の高さや本当の価値がどれにあるのかを求められるようになりました。
金融不安はいまだに改善されておらず、今後の展開がどうなるのかに目が離せません。