Mask Network が初めて行った $MASK の Iniitial Coin Offering ならぬ Initial Twitter Offering に参加した。今回が私にとって初めて暗号通貨に触れる機会となった。私がどの程度暗号通貨に対して詳しいかというと、2017 年に注目を浴びていたことと PoW や PoS というものがあったりすることを知っている程度であり、全く詳しくない。暗号通貨で財産を築くことに関しての知識は皆無である。将来的にしっかり学んでおいて損はないと思うので色々学んでおきたいと思う。
$MASK の ITO は Twitter 上で行われた。Mask Network は Chrome と Facebook のプラグインで、自分の書いた文章を暗号文へと変換してくれる。これを SNS 上に投稿する。Mask Network を使っていて、その暗号文を復号することができる権利をもつ人だけが復号して読み解くことができる。これの何がうれしいのかというと、例えば Twitter の検閲を逃れながら Twitter のインフラを利用することができるということだ。昨今は Web3 という語が掲げられている。Big Tech と呼ばれる中央集権的化身である Web2 からステップアップし、個人の権利を最大化するような非中央集権の Web3 になろうとしている。Mask Network は Web2 の巨人の肩に乗りながら多くの人に Web3 を体験してもらうという架け橋を担いたいとしている。暗号文の投稿の他に、Twitter から離れることなく暗号通貨を配布したり、購入したりできる。今回の Mask Network のプロジェクトが行った $MASK のローンチはこの Mask Network の機能を使って行われた。Twitter を離れることなく Initial Coin Offering ができるため Initial Twitter Offering というわけだ。
ITO は 3 回に渡って行われた。1 回目は人気が原因の高負荷で正しく ITO を開催できない可能性があるため日程を 24 時間ずらすことになった。$MASK の ITO 以前にも他のコインを今回の ITO と同じ形式で購入できるようにしたことがあり、それで大体の負荷は考慮できていたはずだが、それを上回る負荷だったのだと思う。ITO の価格はラウンドごとに $MASK 1 枚あたり 0.85 - 0.90 - 0.53 USD となった。各ラウンドの購入可能な上限は 2000 枚だったが、ラウンド 3 は 1111 枚となり、差の 899 枚はエアドロップとしてラウンド 3 の購入者に配布されることになった。最大枚数の 1111 枚を購入していない人はそのため、ラウンド 3 の単価は 0.95 USD だったものがこの配布によって単価は 0.53 となった。ITO と同時に、エアドロップも行われた。
私はラウンド 1 にのみ参加したが ITO はラウンドごとの最大発行可能枚入数が設定されていて早いもの勝ちであるため購入することができなかった。ガス代を高く設定すればトランザクションを優先させて処理させることができることを初めて認識した。ガス代から絶対に勝てない勝負に挑んでただガス代を浪費しただけだった。
エアドロップでは 300 枚を獲得することができた。ITO の存在を知ってから Mask を使い始めた人は 0 もしくは 50 ぐらいの少数しか獲得できなかったと思うが、私は結構昔から使っているので 300 枚を獲得することができた。記事にはパワーユーザーであれば 400 枚を超えると書いてあるのでもっと獲得できている人はいそうである。
ITO 以降は Liquidity Bootstrapping Pool に移行し、誰もが自由に購入することができるようになった。ITO で獲得した $MASK はロックされていた。日本時間の 2 月 27 日の 12:00 PM に自由に扱えるようにされ設定され、同時にエアドロップの $MASK 受け取ることができるように設定されていた。
27 日までの間は変動幅は大きいが大体 13 USD、27 日のロック解除後は 7-12 USD に位置づいている。こういう経験は初めてなので、大きく下がったり上がったりすると興奮する。
$MASK を貰ったはいいものの、この $MASK は他の通貨に替えること以外に何ができるのか疑問に思っている。Mask の記事を探してみたものの、具体的な内容は記述されていない。ALSI だとブログの記事に対して投げ銭ができたりするが、そういうエコシステムの一部に MASK は使われるのだろうか。よくわからない。お金にしてしまうのも良いが、MASK をもっと面白いことに使えたりはしないのだろうか。
今回の ITO は参加人数が限られており、買えなかった人も多かったようだ。トランザクションに記録されてはいるが購入までに至らなかった人たちはエアドロップラウンド 2 の対象となるので続報に期待したいところである。
今回は HiÐe を利用して書いてみた。ALIS 上のエディターよりも使いやすいので、こちらを利用していきたい。