まずは時系列の整理から。
現実世界
- 夢の中で死んだコガネムシを埋葬し、アカと裏アカに出会う。エッグを得る。
- 小糸のエッグの夢の世界でエッグを割ってくるみと出会う。武器となるボールペンをくるみから得る。
- エッグの世界の負傷が現実世界に反映され、病院へ。
- 地下の世界でエッグを回す。ねいると出会う。
- 帰宅して先生と会う。
- 小糸のエッグの夢の世界でエッグを割って南と出会う。武器となった南の体操用のリボンは引き継がれなかった模様。
- 負傷によって病院へ。重症なねいると再開。
- ねいるに会いに行く。アイは「次戻ったら友達になろうよ」と告げる。
- 描写はないがアイはエッグを割り、エッグの中身を救出。その後、病院の屋上でねいると会話し、友達の関係になる。
- 地下の世界でリカと出会う。
- アイとリカはねいるに会いに行く。
- アイとリカが一緒に寝ることによって夢が同期する。アイはリカの夢の世界へ。
- リカがワンダーキラーのマダムサチコに攻撃され石化。
アイと小糸
- 小糸が転校してくる。担任は沢木修一郎ではない。
- 学校の階段で小糸がアイに話しかける。アイは逃げる。
- 小糸がアイの家に行く。小糸は「親友になろうよ」と告げ、アイはそれを受け入れる。
- 小糸自殺。
小糸との時系列での不明部分
- 担任が沢木修一郎になる。小糸の自殺によって担任が変わったのか、学年が変わったのかは不明。
- 小糸の体操着と靴が捨てられる。アイは、転校生で沢木先生にひいきにされているからやきもちを焼かれている、と発言。ひいきされているのは美術部の中で?クラスで?
- 小糸がイジメられている所をアイはスマホで撮影するが失敗する。
- アイが沢木先生に泣きつく小糸を目撃する。
考えられる小糸時系列
A
- 小糸転校(半袖)。担任の声は沢木先生ではない。
- 小糸とアイは友達に。
- 小糸、美術部に入部。小糸-沢木先生の接点。体操着。「転校生だから仕方がない」
- 小糸自殺。
- 自殺によって沢木先生に担任が変更。
- 新学期(9or10月)からアイは不登校。
B
- 小糸転校。
- 友達。
- 小糸入部。「転校生だから仕方がない」
- 学年変わる。沢木担任。
- 夏頃に小糸自殺。
- 新学期、アイ不登校。
ここからは第 3 回について。
- アイは 2 個のエッグを回す。
エッグは白と赤。第 2 回の終わりにアイが得たエッグは青。ねいると友達になる前に既に割っているとみていいだろう。
- リカと出会う。
リカはケガを装い、アカたちからエッグを回す権利、もしくはお金を巻き上げようとする。アカたちを騙すことはできずリカは彼らを「悪い大人」と表現する。
- エッグを回すのに 1 回 100 円?
- 2 個得たエッグのうち、赤をねいるに渡す。
- リカの夢の世界にアイが行く。
エッグの世界は寝ているときにしか発生しないみたいだ。地下の世界は現実世界の延長戦にあるようだが、不思議だ。
- 新学期から学校に行っていないと発言。服装などから 3 学期制なら 9 月から、 2 学期制なら 10 月から学校に行っていないことになる。
- 「枕、投げ?」
ねいるはリカの行動に悪態を吐き、リカが枕営業をしていたのではないかと言う。それに対しアイは茶化す態度を取ることで、ねいるがリカを誹謗することをやめさせる。
- 冷水を流しっぱなしにする。
浴槽に冷水を入れて温度を下げるわけでもなく、ちょろちょろと冷水を流しっぱなしにするリカ。何を表現したいのかよく分からない。自傷行為をしようとしていた?自傷行為に関して詳しくないので分からない。普通は湯の中で切って血をたくさん流すようにする気がするが。
- 沢木先生に泣きつく小糸を目撃する。
小糸は眼鏡をしていない。沢木先生は小糸を抱きかかえず、小糸の腕に手を置いている。アイを見る沢木先生は無表情。眼鏡をしていないのは、泣いているからか、隠されたからか、キスをするために外したのか。
- アイとリカは同期し、アイはリカの思いの強さに引っ張られてリカの夢の世界に行く。
- エッグの中身は"みこ"と"まこ"の二人。生前はゆうゆのファンで、ゆうゆの自殺のあとを追い、二人は自殺する。
- リカの夢の世界ではミテミヌフリ/傍観者は海水浴場から発生する。
確定事項と謎
- エッグの世界は夢の世界。
夢の世界はエッグを割る第三者と同期することができる。どちらのエッグの世界に飛ぶかは、エッグを割る人間の思いの強さに依存する。
- ワンダーキラーはエッグの中の人間のトラウマの具現したもの。
くるみのトラウマは女子生徒で怪物化せず。南のトラウマは顧問教師は人型から怪物化した。"みこ"と"まこ"のトラウマはそれぞれで 1 体ではなく、2 人で 1 体である。トラウマは初めから怪物化している。エッグの中の人間は必ずしもワンダーキラーに対してひどく怯えているわけではなさそうだ。エッグの中の人間になる条件に自殺が必要なのかは不明だ。
- エッグはランダムではない?
くるみはナビゲーターのような役割を果たしたし、みこまこの 2 人はまるで決まっていたかのような疑わしい偶然を装っている。エッグはランダムではなく、アカたちもしくは誰かが決めている可能性がある。
- アイは美術部。
第 3 回、アイの部屋で「顧問の先生~?」とリカは話す。沢木先生は公式サイトでは美術部の顧問であり、アイのクラスの担任であると紹介されている。アイが美術部に所属しているのは確定だろう。小糸が美術部に所属していたのかは不明だ。ただ、「転校生だから仕方がない」の発言は転校してきてから時間があまり経っていないこと、当時から小糸と沢木先生には接点があったこと、転校当時の担任は沢木先生ではなさそうなこと、より小糸もアイとの友達の一環で美術部に入部したのではないかと思う。単に美術の授業で接点ができたのかもしれないが。
- 靴が違う。
こちらについては考察するサルトル(@6koko8)氏のスレッドが詳しいだろう。 https://twitter.com/6koko8/status/1355504889913245696
既に整理済みの情報や考察は以下の記事に記載しているので参照されてたし。