こんにちは、ぶろっくまです。ALISのトークンが暴落?しているみたいですね。
原因は大口ユーザーのALISへの失望とか、先日始まったトークンの配布が、将来的な売り圧力になるとか。
そこで、ちょっとALISトークンの配布について思うところがあったので、今回筆をとりました。
仮想通貨のトークンはサービスに使われるコインの側面を持っています。
コインランドリーのコインを例に挙げて言われていることですが、サービスに使われるだけのコインはポイントのようなものですが、まだ存在していないコインランドリーのコインを値上がり期待で売り買いすることは、「証券」として認定されるのでは?という指摘があります。
ALISトークンは、サービスで使われるコインでありながら、価値が市場の評価により変動するという不安定な特徴があります。
それにより運営は、トークンの価値を上げ続けるとう宿命を背負わされることになります。
それが、行きすぎるとPunmだの詐欺だなどと言われてしまいます。
ALISの弱点は、価格の変動が、ALISのユーザー活動のモチベーションと直接リンクしてしまうということです。
さて、ALISが目指すもの、確立したいものは、もっと大きなことだと自分は思っています。
それは、広告のあり方と、メディアのあり方をディスクスプライドしていくということにあります。
今までの「ブログ」というメディアは、グーグルのアドセンスなどの広告を載せることでマネタイズしてきました。
グーグルは、ブロガーという職業を生み出すきっかけになった素晴らしいサービスです。
しかし、クリック率という指標でマネタイズする手法はPVを上げるための、釣り記事、ガセネタ、フェイクニュースというノイズの量産を生み出してしまっています。
そこで、ALISは、プラットフォーム、著者、読者で経済圏を回す新しい仕組みを考案しました。
これは、広告主に依存しない、仲介者なしの出版のあり方になるかもしれません。
・プラットフォームは、環境を整えることに集中できる。
・著者は、有益な記事を書くことだけに集中できる。
・読み手は、有益な記事を評価することで著者を支えることができる。
これには、ネックとなるのが、寄付という行為を正当化するチャレンジがあります。
基本的には、読み手は無料でコンテンツを読むということから、有料でコンテンツを読むという変化が求められます。
その見返りとして、効率的に、評価の高い記事を消費することが出来るという体験があります。
ALISトークンが、プラットフォーム内で、著者、読者と健全な循環を生み出すことが出来るかどうかとうことが、今試されています。
そのためには、寄付=喜びという消費を作り出していかなければなりません。
普通、お金を使うことは、ネガティブと捉えられますが、ALISプラットフォームに貢献して、有益な情報を発信する著者を支えて行きたいという想いがなければ、まずこのサービスは成立しません。
良いコンテンツを得るために、喜んでお金を支払う読み手ユーザーの存在が不可欠です。
私は、この実験的なチャレンジにすごく興味を持っているので、得たトークンはどんどん使って行きたいと思っています。
ALISトークンをどんどん循環させていくことで、サービスの理想とする良いコンテンツ作成者を育て、ALISプラットフォームが繁栄することが何よりの願いです。
そして、数年後、新しいALIS経済圏が確立していることを夢見て、今ALISに関われているという価値を、お金で代え難い体験として消費させていただいています。
ALISの皆様、有難うございます。
※ブログ「これからのWeb広告はGoogle(無料型)からWikipedia(寄付型)へと変わっていく」では、違った観点で寄付のトークンエコノミーについて書きました。よろしければご覧下さい!
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