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新たな年、2023年となりました。Litentryに最近参加された方も、以前から参加されている方も、皆さんのサポートに感謝しています。皆さんのフィードバックは、データの所有権とプライバシーを取り戻すことを目的とするLitentryの取り組みにおいて大きな役割を果たしおり、これまでの貢献に心から感謝いたしいます。
今年は、Web3分野全体として困難な年となりました。一方で、Litentryとしては大きな前進を遂げています。困難な時期に構築することで、より明確な焦点が得られ、市場のノイズに巻き込まれて物事を急ぐことなく、時間をかけて慎重にプロジェクトを進めることができるという側面もあるのです。
今回は、透明性を重視し、コミュニティとのコミュニケーションを大切にする企業として、Litentryの進捗と来年にむけた計画を共有したいと思います。
その成長の一部は、フォロワーの大幅な増加やプラットフォームでのアクティブなエンゲージメントという形でもたらされました。私たちは、オンラインコミュニティのサポートとつながり続け、この相乗効果を、未来のWeb3領域に持ち込んでいくことを楽しみにしています:
この1年、Litentryエコシステムは、コアバリューに沿ったパートナーシップにより成長し、強化してきました。また、各取り組みも大きく前進し、現在ではWeb3 DIDにおける最高のソリューションとサービスを提供する3つの主要プロジェクト(Web3go、TDF Labs、Admeta)に再編成されました。
Litentry Protocolで今年取り組んできたことを簡単に振り返り、私たちが直面した課題、達成した成果、そしてこれから起こるであろうことについて考えてみたいと思います:
MyCryptoProfile (MCP) 2.0が、昨年6月24日にリリースされ、MCPのシールドされたWeb3 IDを集約して、PhalaWorldで使用する5000以上のIDグラフの作成に成功しました。MCPは、LitentryのトラストレスアグリゲーションIDのパイロット版として位置づけられ、ユーザーのプライバシーを保護しながら、dAppsとターゲットオーディエンスをつなぐ効果的な方法であることが実証されています。
リリース以来、MCPはユーザーから貴重なフィードバックを受け、ビジネスパートナーからの支持を集めてきました。こうした取り組みによって、集約IDに基づくオンチェーンクエストとエアドロップのプラットフォームであるDrop3とMCPを融合したIdentity Hub(IDH/ID Hub)の構想が生まれました。ID Hubは、dAppsとユーザーがプライバシーを維持しながらIDデータを交換するためのオープンプラットフォームとして機能します。
その中で登場したのが、「ID Hub Quest」機能です。この機能は、dAppsを統合する特定のゲートキーピングサービスにアクセスするための資格要件を理解し、それを満たすようにユーザーをガイドします。また、ユーザーが自分のIDデータを誰となぜ共有するのかを説明し、プライバシーを保護したLitentryの信頼できるWeb3 IDの利点を理解し、探求する時間をより多く提供するのに役立ちます。
ID Hubは、Litentryパラチェーンに基づくトラストレスなIDリンクと検証可能なクレデンシャル生成機能を実装して、2023年Q1でのパブリックα版のリリースを目指します。
ID Hubの重要な事実
効率性の向上:検証可能なクレデンシャルによって、プロセスを合理化し、クレデンシャルを手動で検証する必要性を減らすことができ、時間とリソースを節約できます。
プライバシーの保護:検証可能なクレデンシャルを選択的に共有できるため、どのクレデンシャルをいつ、誰と共有するかを個人が選択することができます。これによって、個人のプライバシーを保護することができます。
利便性の向上:検証可能なクレデンシャルは電子的に保存、アクセスできるため、物理的なコピーを携帯することなく、オンラインで簡単にクレデンシャルを提示、検証することができます。
信頼性の向上:検証可能なクレデンシャルによって、政府、大学、専門組織などの信頼される第三者は、従来の方法よりも透明で安全な方法でクレデンシャルを発行および検証することができます。これを活用して、提示されたクレデンシャルに対する個人や組織の信頼を高めることができます。
効率の向上:検証可能なクレデンシャルによってプロセスを合理化し、クレデンシャルを手動で検証する必要性を低減し、時間とリソースを節約することができます。
私たちは、ID Hubをできるだけ早く皆様にお届けできるよう、全力で取り組んでいます。ご理解とご協力をお願いいたします。
2022年はLitentryにとって、そしてパラチェーンにとって大きな年となりました。4月にPolkadot Parachain Auction #15を落札し、6月にパラチェーンをローンチしました。また、プロジェクトの持続性と安全性を確保するために、新しいトークノミクスプランを提案し、コミュニティによる国民投票で可決されました。
ステーキングパレットも稼働し、外部のコレーターに開放され、ステーキングの委任が可能になっっています。そしてWeb3goの提供によって、ステークダッシュボードも稼動し、ユーザーはステークを開始して報酬を得ることができるようになりました。
Acala、Darwinia、Moonriver、Karuraと複数のXCMチャンネルを開設し、他のエコシステムプロジェクトとの相互運用性を高めるためにクロスチェーンメッセージングを構築するための大きなステップを踏み出しました。さらに、Trusted Execution Environment (TEE) のサイドチェーンを構築し、バージョン 0.1 と 0.2 をステージング環境に提供しています。
TEEの重要な事実
ユーザーアカウント情報や計算スコアなど、機密性の高いユーザーデータは、ID集計のために保存される必要があります。これは、各ユーザーの完全かつ包括的なIDプロファイルを作成するために、データが収集され、結合されていることを意味します。
データの保存と処理の完全なセキュリティとプライバシーを保証するために、Litentry NetworkはTEEサイドチェーンを構築しました。TEEサイドチェーンとは、TEE技術を搭載した複数のノード(コンピューティングデバイス)で構成されるセキュアなコンピューティング環境です。TEEとは、コンピュータのハードウェアのうち、特定のプロセスやデータをシステムの他の部分から分離するための安全な領域のことであり、TEE技術は、TEEサイドチェーン内で保存、処理、転送されるデータのセキュリティとプライバシーを保証するのに役立ちます。
TEEサイドチェーンは、プライベートなデータが安全かつ非公開に保存、計算、転送されることを保証します。つまり、TEEサイドチェーンは、エコシステム内で扱われる機密データの機密性と完全性を保護するように設計されています。
TwitterとDiscordの検証のためのTEE-workerが完了したため、ユーザーは、これらのプラットフォームのアカウントとのIDリンクがIdentity Hubでより安全かつ非公開になります。これは、TEEサイドチェーンがTwitterとDiscordで使用するためのテストと検証が完了したことを意味し、ユーザーは、Identity Hubを通じてプラットフォームのアカウントにリンクされる際に、自分のIDデータの保護の保証が得られます。
2022年を通して、LitentryのOrbitエコシステム内のいくつかの別々の製品で大きな進展を遂げました。これらの製品はLitentryが所有するものではなく、Litentryがインキュベートしてきたもので、分離されて存在しています。分離されているにもかかわらず、各製品はバックエンドで連携し、データ分析、広告、プロジェクト構築の分野で高品質のサービスと機能を提供し、Web3空間のパワーアップに貢献しているのです。
Litentryの活動をご覧になっている方は、Litentry、Web3Go、AdMeta、TDF Labsという異なる製品があることにお気づきでしょう。
Litentryは、ユーザーとdAppsをつなぐIDレイヤーを構築し、クロスチェーンでのID生成と検証のインフラとして機能することにあります。他の3つの製品、Web3Go、AdMeta、TDF Labsもプライバシーと機能性に貢献していますが、ユーザーとプロジェクトをつなぐIDレイヤーとして直接的に機能するわけではありません。
Web3Goは、プロジェクトにオンチェーンデータソリューションを提供することに重点を置いています。AdMetaはWeb3のプライバシー基準を満たす広告サービスの提供に注力し、TDF Labsはブロックチェーンのインデックス作成ソリューションとサービスを新しいプロジェクトに提供することで、この分野における創造性に重点を置いています。
これらの製品はいずれもコラボレーションの素晴らしい機会を提供するものですが、長期的には、私たちの開発の焦点や運用の透明性に不要な影響を及ぼしてしまう可能性があります。これを分離することで、運営構造を改善・簡素化し、あらゆる方面の管理時間と帯域を解放することができるのです。
つまり、最終的にこの構造は誰にとってもメリットがあるものとなります。Litentryは、より良い組織構造を手に入れ、協力して改善のためのサービスを提供することができるという利点もあるのです。
Litentry Networkは、オフチェーンでの議論、評議会の動議、国民投票のために設計されたLitmus GovernanceプラットフォームをSubsquareで開始しました。今年、議会は12の動議を提出して、そのうちの4つが住民投票にかけられました。この4つのうち、新しいインフレモデル、ランタイムのアップグレード、KaruraからのXCMチャンネル開設要求の受理の3つが無事に可決・実行されました。
来年度に向けて、Litentry Network チームは、1–2名のコミュニティメンバーを評議会に参加させ、内部の問題の50%をリトマスガバナンスプラットフォームに移行し、プロジェクトの意思決定を分散化することを計画しています。これにより、プロジェクトの意思決定プロセスにおいて、より多くのコミュニティの関与と参加を得ることができるようになります。
2022年は様々な困難や不確実性に直面しましたが、最終的な製品リリースに向けて、社内外のあらゆる分野で改善とより良い準備を進め、最高の製品とサービスを提供することに全力を尽くしてまいりました。
2023年Q1のLitentryの主な目標は、ID Hub Alphaのローンチを実現することです。内部的には、パラチェーンチームの強化と成長を続け、より多くのメンバーを受け入れる体制を整え、ブロックチェーンやWeb3、DIDに興味のある人材にとって望ましい組織となることに注力しています。また、コミュニティとの関わりを深め、リアルタイムのフィードバックやリアルなミートアップの機会を増やしていきたいと考えています。
全体として、私たちはこれまでの歩みを誇りに思い、新しい年がもたらすチャンスとチャレンジに興奮しています。2023年は、今年の成果を発揮し、私たちが待ち望んでいたデジタルアイデンティティの変革を加速させる年になると確信しています。
今後のLitentryの発展にご期待ください!
Litentryは、複数のネットワークにまたがるユーザーIDの連携を可能にする分散型IDアグリゲーターです。DIDインデックスプロトコルとSubstrateが構築した、分散型DID検証ブロックチェーンを特徴とします。分散型で相互運用可能なIDアグリゲーションサービスを提供し、DIDメカニズムの複雑さを軽減して利便性を向上させます。Litentryは、ユーザーが自身のIDを管理し、使用するdAppsが、異なるブロックチェーン間でユーザーのDIDデータをリアルタイムに取得するための安全な手段を提供します。
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