OpenLeverage共同創業者兼CEOのJackieと実施したファイヤーサイドチャットで出された質問をまとめました。このイベントは「How to Improve Transparency on OpenLeverage?」をテーマにして実施されました。
AMAの概要
スピーカー:ジャッキー(OpenLeverage共同創業者兼CEO)
モデレーター:ジョン(OpenLeverageマーケティングマネージャー)
開催日:2022年7月22日午後12時(UTC)
会場:OpenLeverage Discord
Q&A
Q:OG NFTの保有者は、手数料の割引などのメリットがあるでしょうか?
この質問内容については、OpenLeverageの利用をより豊かにするために、NFTシステムをどのように発展させていくべきか、別のセッションで議論する価値があると思います。長期的には、このような取り組みについての洗練されたプランがあり、それはNFTに限定されるものではありません。短期的には、NFTホルダー=トレーダーではないかもしれないので、NFTホルダーに対する手数料割引というものはありません。しかし、コミュニティが不満を抱いている高い手数料に関する良い質問だと思います。
Q:出来高とTVLはDeFiの大事な要素です。これらの数値を上げるために、プロジェクトはどのような計画を立てているのでしょうか?
私たちはプラットフォームを保護し、可能な限りパーミッションレスにすることを目指しており、コミュニティ投票が発生しない限り、設定に大きな変更が与えられることはありません。これは一方で、正しいプロセスによって新たな取組が認可されれば大きな設定変更や新たな取組も可能になることを意味します。対応についてですが、現在の開発チームは開発計画の進捗に忙しく、常に質問に答えられるとは限りません。今後は、コアチームとコミュニティがスムーズに議論できるよう、様々なトピックに関するコミュニティイベントを定期開催していく予定です。
繰り返しになりますが、たとえ市場の動きが不利に働くことがあっても、私たちの原則とパーミッションレスのプラットフォームを構築するという約束は変わることはありません。
Q:透明性の向上は、DeFiにとって重要なものですが、OLEはどのようにプラットフォームの透明性と説明責任を果たしていくのでしょうか?
2週間前にOLEが発足して以来、私たちは新たな発展段階に入りつつあります。その中で、いくつかの点で透明性に関するアクションや提案が見られ、以下のステップを踏んで改善していく予定です。
トレジャリーアドレスとトランザクションに関する透明性:私たちは、トレジャリー、エコシステム開発ファンド、投資家、チームの配分を示し、それをコミュニティに公開する、明確なスマートコントラクトの展開とダッシュボードに取り組んでいます。また、ファンドの動きを全員に知らせるためのDiscordボットも開発中です。そして、全ての買い戻し取引も透明化されていきます。
ロードマップの透明性:コミュニティが理解し、議論し、貢献できるように、明確なロードマップを用意し、コミュニティと共に製品やエコシステムを構築できるようにする予定です。
Q:Binance Labsなどの投資家から集めた資金とその使途はどこで確認できるのでしょうか?Binance LabsやCrypto.comなどからどれくらいの資金を調達したのでしょうか?
投資家と交わした条件には非公開契約が存在するため、開示できない情報もあります。ただ一つ言えることは、両者とも大きな出資をしており、ベストクラスのプロジェクトとして長期的に構築するための支援をしてくれるということです。投資家の方々のサポートによって、日々の経費を心配することなく、有意義な製品の構築に専念できる環境は整っています。
Q:リクイデーターについては、OpenLeverageのリクイデーターbotがあると誰かが言っていました。そのbotは公開されているのでしょうか?もしそうなら、いつGitHubで公開されるのでしょうか?
OpenLeverageのスマートコントラクトとAPIは、開発者が読み、その上に構築するために常にそこに存在します。私が共有できる1つの重要な統計は、現在、清算の80%が第三者のリクイデーターによって実行されており、私たちはその一部でしかありません。そこには様々な戦略が存在し、互いに競争しています。もし、独自のリクイデーターを構築する方法について質問があれば、私たちにお知らせください。私たちはいつでもアドバイスさせていただきます。
Q:OpenLeverageのコアチームのスタッフ全員と、その人の仕事内容を教えてください。TomやBenjaminのように、コミュニティとほとんど交流のないチームメンバーを多く見かけます。彼らの仕事や経験などのバックグラウンドは何ですか?
いい提案ですね。このためのdiscordチャンネルを作っていきましょう。チーム構成や経歴を知って、必要な時に連絡を取ることができるようにしていくつもりです。
Q:先日の記事では、Snapshot.orgのようなオフチェーンプラットフォームを使い、xOLEをガバナンスに使用することが書かれています。これは、提案書を作るときにxOLEを使うということでしょうか?その場合、どの程度のxOLEが必要なのでしょうか?ガバナンスのロードマップはいつ公開されるのでしょうか?
DAOのローンチ時には、提案にxOLEが必要となります。仕組みや数値は、数値テストと合わせて議論中です。DAOのローンチには、あと6~9ヶ月ほどかかる見込みですので、詳細はまた後日共有したいと思います。その間、プロトコルやコミュニティを進化させる方法についてアイデアや提案があれば教えてください。
Q:エポックのClash報酬が$OLEで配布された後、$OLEの価格が$0.058まで下がりました。配布を$OLEから$BUSDに変更する投票を行うことは可能でしょうか?
私たちの全てのキャンペーンとトークノミクス報酬にOLEを配布する理由は、OpenLeverageコミュニティの全員が共通の利益で結ばれるようにするためであり、そのためにはOLEを利用する必要があります。私たちはOLEを活用し続けると同時に、その分配プロセスを完全に透明化する予定です。
Q:不安定な市況下において、OpenLeverageはどのようにユーザーに透明性を保証し、OpenLeverageが取引を停止することになるようなシナリオが生まれないようにしているのでしょうか?
私たちは分散型レンディングプールで運営し、分散型取引所と連動して取引しています。流動性がある限り、停止することはありえません。
Q:Q3に向けて何が起こっているのか、もう少し詳しく説明してもらえますか?
トレーディング面では、まず指値注文機能の実装が優先されます。また、取引手数料を下げるための様々なソリューションに取り組んでいます。
エコシステムの統合については、Polygon、Avalanche、Fantomなどのサイドチェーンや、Arbitrum、OptimismなどのイーサリアムL2へのデプロイ、DEX、イールドアグリゲーター、アセットマネジメントプロトコル、アルゴトレーダーとの統合も視野に入れています。つまり最終的には、レンディングと信用取引のDeFiのミドルウェアになるわけです。
レンディング面では、資本効率を高めるために、ハイリターンとリスクレベルに基づいて、異なるプール間でレンディングを自動的にルーティングするインテリジェントなVaultを提供する予定です。さらに、すべての市場資産に対して過担保借入をサポートする予定です。つまり、アルトコインを担保にメジャーを借りたり、その逆も可能となります。
Q:OpenLeverageはDAOが望むことをすべて行うのでしょうか?
私たちは6–9ヶ月以内にOpenLeverage DAOをローンチする予定で、スマートコントラクトはCompoundスタイルの投票構造をサポートする予定です。一方、コアチームは、xOLEで投票する決定事項を増やして方向性を推進する責任を負うべきであると考えています。コアチームとコミュニティの両方が、DAOが最終的に推進する前に、完全に分散化された方法でプロジェクトを運営する最善の方法を議論する必要があると考えています。
Q:レバレッジを5倍にする計画はありますか?
計画では、最大レバレッジとして10倍まで引き上げることになっており、これはすぐにでも実現するはずです。ご期待ください!
Open Leverageはこれまでにない分散型の安全なマージン取引を提供するプラットフォームです。最近、Binance Labsから出資を受け、Kucoinへの上場も決定しました。今後の進捗にご期待ください!
OpenLeverageは、パーミッションレスのレンディングおよびマージン取引プロトコルであり、Ethereum、BNB Chain、KCC上に展開され、将来的にはマルチチェーン展開が計画されています。このプロトコルのパーミッションレス設計によって、任意の取引ペアのレバレッジ取引市場を誰でも立ち上げることができ、分散型取引所で提供される流動性と統合することが可能です。OpenLeverageは、ロングテールで急成長しているDeFi市場に対応する、パーミッションレスの分散型、スケーラブル、安全なレバレッジ取引体験を提供します。
2021年12月にEthererumメインネット、2022年2月にBNB Chain、そして最近では2022年4月にKCCでのローンチして以来、OpenLeverageは彼らのコミュニティの利益のためにプロトコルとインターフェースを改良し続けています。
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