こんにちは.
実はこの記事の前に,突然脱線してこんな記事を書いていました.
旅行記シリーズは数日かけて少しずつ書いているのですが,この記事は
突発的に書きたくなったので数時間ほどで一気に書き上げました.(気分屋恐るべし)
↑是非読んでみてください↑
ちゃっかり宣伝したところで,
折り返しの4日目スタートです!フェリーも登場!!!
4日目
この日も7時にアラームが鳴りました.
ベッドが気持ち良すぎて,また身体が痛すぎて二度寝しそうでしたが気合で体を起こします.
ホテルは素泊まりプランをブッキングしたのですが,朝食バイキングがあまりにも魅力的だったので追加で1000円払って戦の始まりです.
家族連れやサラリーマンの方々が優雅に朝食をとっている中,半袖短パンの僕は胃の中に入るだけ食料を詰め込んでいました.
エネルギー満タン,気合が入ったところで今日のゴールである
八戸フェリーターミナル
へ向かいます.今日は苦しくなりそうな予感がします...
偽装不倫のロケ地へ!...?
北上市を超えた先には花巻市があります.作家の宮沢賢治が生まれたところですね.
あとは,当時の水曜ドラマ「偽装不倫」のロケ地にもなっていました.
花巻が出てくる回をたまたま観ていたので,せっかくだから寄ってみることに.
しかし,
事前リサーチ不足でした.
まあ,偽装不倫にそんな思い入れもないのでそのままスルー.
当時のリアルな心境はTwitterだけでなくInstagramにも呟いているので今後も引用していきます.
わんこそば はまた今度
花巻市を抜けると,岩手県の県庁所在地である盛岡市に入りました.
久しぶりに人や車で賑わっている所に来た感じがして,安心しました.
盛岡といえばわんこそばが有名ですね.
しかし,関東で唯一わんこそばが体験できる店が横浜にあり,ちょうどこの旅の一ヵ月前くらいに挑戦していました.(その時の記録は111杯です)
記録更新が期待できそうですが,一杯ずつちょびちょび食べてる時間は無いのでコンビニで簡単に昼食を済ませました.
一人でわんこそばやるのもさみしいだろうし(笑).
次は是非とも本場のわんこそばを体験してみたいです.
地獄
さて,花巻・盛岡を抜けると岩手県の大自然が牙をむき始めます.
小野田坂道くんもびっくりの坂道だらけです.(弱虫ペダル読んでね)
ナビアプリは便利なことに,ルートの高度変化も教えてくれます.
画像のピーク値である458 mは,日本一長い国道4号の最高地点です.
看板が立っていたのですが,写真を撮る気力もありませんでした(笑).
(※厳密にはこの最高地点は花巻~盛岡間にあるので時系列が前後しています)
ちなみに画像右上にある獲得標高とは,
スタートからゴールまでに上った高さの総計(累積標高差とも)
のことです.これまでの記事を見返すと分かるのですが,1~3日目の1.5~2倍ほどの値になっています.
初めてルート検索してこの値を見たときは絶望しました.
今まで触れてこなかったですが,消費カロリーえぐいことになってますね(笑).
来る日も来る日も3500 kcalは消費しています.基礎代謝が1500 kcalほどですので,単純計算で5000 kcalは摂取しなければなりません.
すき家のキング牛丼で2248 kcal,ペヤング超超超大盛で2142 kcalなので,5000 kcalがいかに多いかがわかると思います.
人生山あり谷あり
登りがあれば当然下りもあります.まさに人生そのもの.
下りは楽でしょ?
と思われるかもしれませんが,下りは
漕がなくても勝手にどんどん前へ進んでくれるのでもちろん楽ですが,
常に40~50 kmほどのスピードが出るため
もしコケたら...
さらに,国道といえども路肩は整備が行き届いておらず,ガタガタしているところが多いです.小さな段差であっても,侵入速度が大きいので身体への衝撃は大きくなります.パンクの不安も付きまといます.
突然大きな穴や段差が現れることもあるため,一瞬たりとも気は抜けません.
もう一つ怖いのはトンネルです.
日本で一番長い国道4号ですが,トンネルは4ヶ所しかありません.そのうち2つが岩手県内にあります.
トンネル内で車に追われているときの轟音がめちゃくちゃ怖いです.
当然ですが,トンネル内は暗いのでテールライトをチカチカさせていないと
登りで体力を削られ,下りで集中力を削り取られました.
するとようやく...
強敵岩手県を無事にクリアしました!
フェリーターミナル到着!!!
八戸市は青森県の右下の方にあるため,岩手県さえ越えてしまえばゴールは目と鼻の先です.
フェリーターミナルの周辺は工場が立ち並んでおり,無数の煙突から煙が勢いよく立ち昇っている光景は何とも壮大でした.
19時前,八戸フェリーターミナルに到着しました.
行きのフェリーは1日目の夜に予約していました.初日の結果次第では,青森にたどり着く日にちが変わってしまう可能性があったからです.
予約番号を受け付けの女の子に伝えれば乗船手続き完了です.
久々に同い年くらいの女の子と喋ったので元気が出ました.
このような紙を渡されるのでチャリのハンドルに結び付けておきます.
フェリーの出航は22時なので,2時間ほど時間が空きました.
...写真撮影タイムです!
写真を撮っていたらバイク乗りのおじさんに声をかけられました.
そのおじさんのバイクのナンバーは沼津でした.なんと,静岡から八戸まで1日で来たそうです.北海道までバイクで行くのが毎年恒例になっているそうで,かっこいい限りです...!
夕飯はターミナル内にある食堂で食べました.
学食に出てくるような甘口のカレーでとても美味しかったです.
いざ8時間の船旅へ!
乗船時刻のアナウンスが流れ,先ずは自転車,バイクが乗船案内されます.
その後に大型トラック,乗用車の順番にフェリーの中へと吸い込まれていきます.
乗船して真っ先に浴場に向かいました.
するとそこで先ほど声をかけられたおじさんに再会しました.僕はシャワーの水を出しっぱなしにして身体を洗っていたので,
「フェリーの上ではね,水は大切に使うんですよ」
と教えてくれました.普通に考えれば分かることですが,そのおじさんが言うと妙に説得力がありました.
さっぱりしたところで,部屋へ向かいます.
僕が予約したのは一番安い二等室です.”室”とついていますが,
カーテンなどの仕切りもないただの雑魚寝場のようなものです.
すぐに寝るべきですが,せっかくのフェリーです...
船内は乗船直後でまだバタバタしていました.
客層ですが,トラックの運ちゃんが結構多いです.船内には至る所に円卓が用意されており,おじさん達が結構な本数の缶ビールを潰していました.
明日朝6時から運転するのに,大丈夫なのかな...^^;
僕も飲みたい衝動にかられましたが,デッキに出て夜の海風を浴びます.
後ろには青森の夜景,そして暗闇の先には北海道が待っています.
気が付くと日が変わっていたので,
興奮する気持ちを抑え,かたい枕に頭を預けて眠りにつきました.
4日目終了.じゃあな本州!!!
こう見ると岩手県でか過ぎ(笑).
流石,面積最大の県です.
でも明日からはいよいよ日本最大の都道府県,