さて早速ですがPoI(Proof of Importance)について説明します。
PoIというアルゴリズムはPoSのデメリットである【流動性の低下や貧富の格差を低減させる】というのが大きな特徴です。
PoIの場合、マイニングを成功させやすくするために【重要度】が大きな要因となります。
重要度は保有量だけでなく取引量や取引数(流動性の確保)で上げることができます。
大量のcoinを保有するだけで報酬がもらえるPoSでは流動性が低下します。
そこでたくさんの取引を行い流動性を確保した人には重要度というマイニング報酬が得やすくなる特典を与えます。
しかしPoS通貨と違い、公式walletにいれているだけで報酬がもらえるわけではありません。
一定量以上(10000XEM)の通貨を保有し、ハーベスト(収穫)と呼ばれるマイニングに参加しなければいけません。
ローカルハーベストとは承認作業を手伝って報酬を得るというものでBTCのマイニングに近いです。
デリケートハーベストとはスーパーノードに委任することによりPCを繋げておかなくても報酬がもらえる仕組みになっています。
このため高性能なPCを用意したり電気代が負担になるリスクがなくなります。
WavesのアルゴリズムLPoS(ノードに通貨を貸し出して報酬を得る)に近いです。
メリットしかないように思えるPoIですが、スーパーノード保有者に報酬が集まるため”貧富の格差が出にくい”とは言えませんし、ハーベスト参加に10000XEMが必要なため”誰でも容易に”というわけでもありません。
しかしながら、(個人的には)よく考えられたシステムだと思っています。
ちなみにスーパーノードを建てるには高性能PCや300万XEM(現在の価格で約1億円)が必要です。
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