どうもこんばんは。
新米心理カウンセラー・あぶです。
世はまさにSNS時代。仮想通貨に関する情報も、新聞や雑誌よりも、インフルエンサー(世間に与える影響力が大きい人物)のブログやSNSなどで得る人が多いのではないでしょうか。
そのため、リアルだけでなくネットでも、人とコミュニケーションを図る際、どんな行動をとれば人に好かれ、人の心を突き動かすことができるのか。言い換えれば、どんな行動をすれば人に嫌われてしまうのか、知っておいて損はないかと思います。
そこで今回は、人間関係の先覚者デール・カーネギーが提唱した、人を動かす3原則をご紹介します。
①批判も非難もしない。苦情も言わない。
②率直で、誠実な評価を与える。
③強い欲求を起こさせる。
--『人を動かす 文庫版』
ちなみに『人を動かす』は、刊行後500万部以上売れたベストセラーです。まだ読まれていない方は、是非一読をおすすめします。
さて、まずは3原則のうち、「①批判も非難もしない。苦情も言わない」について詳しくみていきます。
カーネギーによると、「人は、たとえ自分がどんなに間違っていても、 決して自分が悪いとは思いたがらないもの」だそうです。それが極悪人だとしても。
「俺は働き盛りの大半を、世のため人のために尽くしてきた。ところが、どうだ ―― 俺の得たものは、冷たい世間の非難とお尋ね者の烙印だけだ」
こう嘆いたのは、かつて全米を震え上がらせた暗黒街の王者アル・カポネである。彼ほどの極悪人でも、自分では悪人だと思っていなかった。それどころか自分は慈善家だと考えていた。
つまり、他人の粗探しなどしても、何の役にも立たないということです。相手はほぼ間違いなく、自分を正当化しようとするからです。
このことを心得て成功した人物の1人として、本書では、元駐仏米大使ベンジャミン・フランクリンを紹介しています。彼は成功の秘訣について、「人の悪口は決して言わず、長所をほめること」だと語ったといいます。
twitterで仮想通貨の情報収拾をしようとした時、自分の推している銘柄が批判されてカッとなって反論していたり、今後の見通しで意見を異にする人が罵り合ったりする場面を少なからず目にします。時には根拠のない誹謗中傷、人格否定をするものがあったりします。
この時、一番賢い行動は、相手のことを「批判も非難もしない」こと。指摘したくなっても、冷静になって考えられる状態になるまで待つことだと思います。人の過ちを正したりすると、相手は逆にこちらを恨むことにつながるので。
残る2つ、「②率直で、誠実な評価を与える」「③強い欲求を起こさせる」については、次回以降の記事で詳しく説明していきます。
【PROFILE】
あぶ(新米心理カウンセラー)
滋賀県生まれ。修士(公共政策)。2018年、心理カウンセラーの資格を取得。書籍を年間約200冊読み、ブクログでレビューを書いている。LINEスタンプも不定期に作成し、販売している。
《ALIS》https://alis.to/users/creaaaaate
《Twitter》https://twitter.com/creaaaaate
《ブクログ》https://booklog.jp/users/creaaaaate
《LINEスタンプ》https://store.line.me/stickershop/author/105653/ja