どうもこんばんは。
バナー画像をどんなデザインにするのが一番いいか、昨晩から考えている
新米心理カウンセラー・あぶです。
さて、今回は心理学の「原因の帰属理論」というものをご紹介します。
これは個人が、自分や他人の成功・失敗の原因をどこに求めるかという問題を扱う理論です。
原因帰属には、「内的帰属」と「外的帰属」がある。
内的帰属とは、本人の能力に原因を求めることである。
例えば失敗した時、「能力がないから失敗した」と考えるのが内的帰属である。それに対して、「運が悪かったから」などと考えるのが外的帰属だ。
失敗した時、いずれに帰属するかで、その人の以後の取り組み方が大きく違ってくる。例えば、大きな商談に失敗した社員が「失敗したのは運が悪かったからだ」と外的帰属すれば、「今度はうまくいくだろう」と考えて、次の仕事に前向きに取り組める。だが、失敗の原因を「能力がないから」と内的帰属したら、能力は簡単に変えられないので、やる気をなくしてしまう。
この、参考にした本のタイトル通り、原因の帰属理論は上司が部下を褒めたり叱ったりする時にとても参考になる理論です。
例えば、部下が成功した時は、外的帰属するようなほめ方をした方がいいそうです。なぜなら、成功した時に、「君に能力があったからうまくいった」とほめると、失敗した時に、部下は「オレは能力がないから失敗した」と考えてしまうからです。人を褒めるのって難しいですね笑。
もちろん、これは自分自身で応用することも可能です。
何かあった時には、自分に原因を求めるのではなく、いっそ他者に原因を求める。人のせいにしちゃう。その方がストレスも溜まらないし、毎日を気楽に過ごせます。なーんかスッキリしないなーという時には、ぜひお試しを。
【PROFILE】
あぶ(新米心理カウンセラー)
滋賀県生まれ。修士(公共政策)。2018年、心理カウンセラーの資格を取得。書籍を年間約200冊読み、ブクログでレビューを書いている。LINEスタンプも不定期に作成し、販売している。
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