どうもこんばんは。
新米心理カウンセラー・あぶです。
ALISはじめ、仮想通貨の中にはコミュニティ活動が活発なものがいくつもあると聞きます。そこで今日の記事では、大勢との交流で役立つであろう、「グループ力学の法則」をご紹介します。4人に3人は、間違いだとわかっていながらも大多数の意見に従う、というものです。
この法則は、次のような実験で検証されたものです。
被験者はまず、他の数名の参加者と一緒に部屋に集められる。
そして、長さの異なる3本の直線を見せられ、その中から4本目の直線と同じ長さ のものを選ぶ。定規など必要ないほどに、3本の直線の長さは違っている。
ここで被験者が知らされていないのは、他の参加者全員がサクラであり、彼らは同じ間違った答えをするように指示されている、ということだ。
サクラが1人ずつ間違った答えを述べていくにつれ、真の被験者は当惑し始める。そして最後には、他の人と答えを合わせる方がいいと考えるようになり、被験者の75%が正解を言わなくなる。
—— 『あなたはなぜ値札にダマされるのか?』
つまりは、どれほど自立した心の持ち主であったとしても、その多くは集団に自分を合わせる傾向を持っているということです。それほど、個人を集団に従わせる力は驚くほど強いといわれています。
しかし、この実験を少し変更して、サクラの1人に正解を言わせると、被験者は自分の意見を言うようになるそうです。つまり、グループ力学の支配を打ち破るのは、「大勢とは違った答え」を誰かがするということです。
この法則を応用するとしたら、グループ内の会話がなんとなく間違った方向に進んでいる気がした場合、あえて異議を唱える1人になってみると、長い目でみて効果的かもしれません。あなたが異議を唱えたことをきっかけに、グループ内の不合理な力が破れ、より議論は活発になるかと思います。
ではまたー。
【PROFILE】
あぶ(新米心理カウンセラー)
滋賀県生まれ。修士(公共政策)。2018年、心理カウンセラーの資格を取得。書籍を年間約200冊読み、ブクログでレビューを書いている。LINEスタンプも不定期に作成し、販売している。
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