NFTをFTとして取引するためのプラットフォーム
1つのコントラクトから発行されるトークンをそれぞれ別の情報を持つトークンとして扱うNFTを同じトークンとして扱えるマーケット。
例えば......
HashmaskをSellすると$MASKというトークン(ERC-20)が得られる。
この$MASKトークンは同NFTXマーケットで売られているHashmaskを購入するために使える。
ERC-20トークンなのでSushiswapなどでSwapしたり流動性提供したりできる。
またHashmaskの底値, フロアプライスを表す指標としても機能する。
NFTXと大体同じ
ちょっと前まではNFTXはプール内のNFTからランダムにswapされ, NFT20はプール内のNFTから選んで入手できるという差別化があったらしいのですが, 今ではどちらもプール内から選べるので......
NFT20では1つのNFTにつき100のNFT20トークンが発行され、5%が手数料として徴収された95のNFT20トークンが手に入ります(CryptoPunksならCPUNKS20という名前で発行)。
このNFT20トークンを100支払うことでマーケット内のNFTを買うことができます。
UniswapやSushiswapなどでNFT20トークンをETHやDAIで売買することもできます。
ガバナンストークンかDAOトークンなのかよく分からないトークンとしてMUSEがある。
MUSEトークンはNFT20内のDEX取引手数料5%を分割して, その取引に使われたNFT20トークンの形で得られる証券的な価値もある。
NFTXよろしく、このNFT20トークンの価格もNFTのフロアプライスとして機能する。
1つのNFTの"所有権"を分割することでそのNFTのn%を所持しているような構造を作れるプロジェクト
NFTを預けてFractionalトークンを発行する。すると利子がもらえる。嬉しいね。
Fractional NFTトークンを持っているとNFT本体の価格のオークションを開始するときの初期価格に投票できる。ERC-20トークンなのでUniswapとかSushiswapとか以下略。
NFTXやNTF20との違い
NFTXとNFT20は同一コントラクトで発行されたトークンは同じトークンとして勘定して、交換できるのでそのNFTシリーズのフロアプライスになるし、同じシリーズ間でスムースに交換が可能。
Fractionalは1つのNFTは1つのNFTで分けて考えているので、シリーズ化していないようなNFTや発行数が極端に少ないNFT(かぼすちゃんNFTなど)に向いている。いくつもの同系NFTをまとめてフロアプライス的に表現することもできる(PUNK Floorは100以上のCryptoPunksからなるFractionalトークン)。
NFTXとNFT20のトークンで構成されたインデックス
↓のやつのもとになったやつ。
NFTX Vault Index 5を基にしたインデックス
・十分な流動性(価格x総供給量=フロアキャップが$5000万以上)
・美術品のみ
・NFTXとNFT20を基に流動性で加重
・SyntheticとFractional NFT(1NFT発行のもの)はなしで
NFT indexと言った場合, 現在, NFTプラットフォームのトークンのインデックスになる。というのもNFTは流動性が低く, ボラティリティが高くて非連続的で, 価格が不透明なのでインデックス化が困難。どっかのプラットフォームが出しているNFTは自分のプラットフォームにないNFTはインデックスに組み込まないとかwBTCを入れているとか今の「"NFT"のインデックス」って言えるやつがなかった。
NFTVIとの違い
・NFTVIはフロアキャップの立方根平均を使うが, JPGは平方根平均を使う
・NFTVIはNFTXとNFT20で構成されているが, JPGはこれに加えてFractionalが入っている。詳しくはそれぞれのComponentを参考に......
NFTはNFTであるがゆえに流動性が低いと大見得を切ったJPGですが、JPGに組み込んでいるNFTXであっても流動性が低く, NFTX自体が問題視しているしJPGも引用している。みんなNFTXでNFT買ってくれよな! OpenSeaで新しいNFT売買して終わりは悲しいぜ~~~~。