仮想通貨の赤ちゃん(@cryptojinsei)です。
月に1万円程度のお小遣いで草コインを買ったり、AirDropを漁ったりしています。
サミットに登壇した中華銘柄シリーズ、第三弾です!
連載企画『JBaaS Summit Tokyo』レポ、続いてはProtonです。
説明動画などはなく、CEOのプレゼンテーションのみでした。
プレゼン内容がビジネス+技術者向きの内容で、淡々と優位性を語るような講演だったのが印象的でしたね。
インターネットで毎日目にするさまざまな広告。
たくさんの企業が皆さんの情報を集めていて、広告表示にその情報を使ったりしていることはご存知ですよね。
勝手に情報を取るだけとって、勝手に利用されて、こっちにメリットがないですよね?
Protonは、『ユーザの情報に対して、適切な報酬を還元する』という理念により創業されたプロダクトです。
ざっくりまとめると、Protonに情報を出すことによって報酬がもらえて、嫌になったら出さないことも選択できるのがこのプロジェクトです。
皆さんは、「データアイランド問題」をご存知でしょうか?
例えば、Amazonや楽天やアリババといった企業内に蓄積されたデータは、その企業のみが保有しているデータであり、基本的には外部のデータと連動することはありません。
このように、データ同士がそれぞれ孤立して存在している状態をデータアイランドと呼び、このデータ同士の分断により生じる無駄≒経済的損失を「データアイランド問題」と呼びます。
Protonは、この「データアイランド問題」の解決を目指すプロダクトです。
「ん?これ、似たようなの聞いたことあるな?」と思った方、正解です。
これ、日本でやろうとしている『情報銀行』とかなり近似したサービスなんです!
→「情報銀行」は消費者に受け入れられるか?(NRIジャーナル)を参照
上記を考慮のうえで、『情報銀行』と比較したProtonの優位性は下記の3点となります。
①情報公開のする/しないを簡単に設定可能
②ユーザ退会後の情報利用をスマコンにより制限
③ユーザへの莫大なインセンティブの付与
①情報公開のする/しないを簡単に設定可能
ブラウザ及びアプリケーションから、利用履歴ごと/サイトごとの購入データについて、個別に公開/非公開を設定可能にするとのこと。
大人の哺乳びんを買っても安心だね!!!
②ユーザ退会後の情報利用をスマコンにより制限
Protonは、ユーザの退会の際に、そのユーザのデータをロックし使用不能となるスマートコントラクトを実行します。
つまり、赤ちゃんが「Protonはゴミ!!辞めるわボケ!!!」と退会をした場合、ブロックチェーン上にある「赤ちゃんがオムツを購入した」というデータはスマコンによって利用不能とされ、ユーザ(赤ちゃん)が不在の場合にはデータを利用しないから公平だよね!という方式を採用しているんです。
大人のおしゃぶりを買った過去もなくなるよ!!!
③ユーザへの莫大なインセンティブの付与
Protonは、『情報は本来情報提供者の保有する資産なので、その情報の利用によって生じた利益は情報提供者に還元されるべきだ』という理念により創業されたプロダクトです。
そのため、情報を提供したユーザに対するトークン報酬がハチャメチャ高めに設定されているようです。
その理由としては、
・複数サイトを包括する膨大かつ改ざん不能の正確な情報を求める世界規模のグローバル企業と、既に何社も情報提供契約を結んでいる
・日本のみのサービスである情報銀行に対して、世界中がターゲットであるProtonは、データ利用の市場規模が巨大なため高いインセンティブを還元可能
・情報提供者に高い報酬を還元することこそが、次世代の正しい情報利用のあり方だと確信している
という根拠と理念のもと、これが次世代の情報利用のあり方だ!としてプロダクトを推し進めているとのこと。
大人のおむつにこんな価値が??すごい!!!
これだけ巨大な構想のプロダクトですと、当然ブロックチェーンのみでの処理は難しいので、ProtonではユーザにIDを付与し、そのIDによりユーザの情報を纏めることでプロダクトを回そうとしているようです。
個人にIDを紐付けることで、「表示された広告にリアルタイムにインプレッションが生じなかったが、時間差で検索などによって製品に辿り着いた」などの、従来では広告効果として可視化できなかったデータについても検出し、より精度の高いデータを取得することが可能になります。
……実際問題、こういった仕組みの導入については既存の技術でも十分可能でしたが、プライバシーや安全性などの懸念があり見送られていた部分でもありました。
Protonはこの点について「認証を導入したからOKだよ!」と発表していましたが、上記の方式で日本ユーザの信頼を獲得できるかどうかについては正直疑問が残ります。
「発想もいいし、下地も固めて、技術もあるのはわかったけど、それって日本で本当に流行るのかな?」という点については、少なくとも信頼度という点では、官公庁が噛んでいる『情報銀行』に軍配が上がると感じています。
とは言っても、現時点でProtonには固めのファンダがいくつもあります。
まずProtonは、7月末にサービスのβ版(テストネット)をリリースすると発表しています。トークン所有者については、情報提供の配当があります。
赤ちゃんは今回のJBaaSサミットでProton Token4000枚のエアドロップを受け取っていますが、エアドロ保有分に対しても配当を出してもらえるみたいです!!!
ウオオオオオオオ!!!!!
ファウンダー/アドバイザーのファンダで言うならば、ProtonのCMOであるAl Wangは、中国版Amazonでおなじみのアリババで広報部門の本部長としての経験を積んだ人材であるとのこと。
……これ必勝では??
さらに、Proton TokenがリストされていたFCoinGPMの上場投票において、Protonは堂々の第5位でフィニッシュしています!
もしかしたらもしかすると、ProtonがFCoinに上場するかもしれません!
Proton自体はとても面白そうなんですが、正直日本で流行るかどうかについてはクエスチョンマークであると言えます。
エアドロ分もキッチリ受け取りましたので、赤ちゃんはProtonを応援しますよ!!!
次回の記事はPopulStayを取り上げます!
日本に法人拠点を置く、BC版Airbnb×スマートロックが特徴のプロダクトだぞ!!
まっててね!
-----
-記事を書いた赤ちゃん-
おなまえ:仮想通貨の赤ちゃん
購入履歴:えげつない
つぶやき:twitter
記事一覧:こちら
-----