首狩り族の赤ちゃんだよ。
「ALISをディスろうぜグランプリ」の参加記事だよ。
運営の頭カチ割っ、あ、いや、ためになる記事になるといいな、がんばるよ!
β版ローンチから数ヶ月。ALISをdisる記事は過去に数多く投稿されていますが、今回赤ちゃんが注目したいのは「いいね」の質問題です。
事前に目を通しておくといい過去記事は下記の2件です。
①Ookami氏の遺言
②もずく氏のいいね形骸化論
どちらも「いいね」の質を問題視する有名な記事ではありますが、①の記事は5月中旬に、②の記事は7月中旬に投稿されています。
つまり、このおよそ2ヶ月の間、ひとりのALISユーザがALISに見切りをつけるに至った問題(≒そして両記事の獲得いいね数を見る限り、ユーザに大きな反響をもたらしたであろう共感性の高いシステム上の欠陥)は、全く改善されていないということです。
しかし、過去2度開催されたAMAの質疑応答を聞く限り、運営チームはユーザの継続率のみにフォーカスし、『β版は想定以上の成功』と感じているわけです。
今回の記事ではそのずれた認識を持った頭がついてる首をぶった切ろうと考えています。
まず前提として、現行のいいね制度には、大きく分けて2つの問題があります。
●明らかに有益な(≒信頼できる)記事の獲得いいね数が少ない
●記事の内容でなく、ユーザ同士の関係性がいいねを集めている
●明らかに有益な(≒信頼できる)記事の獲得いいね数が少ない
こちらについては複数の例が確認されていますが、最もわかりやすいのは昆布森ちゃん氏のケースでしょう。
氏のメインコンテンツである「仮想通貨出来高ウォッチ」は、4/30の初投稿からほぼ毎日投稿という驚異的な継続率で、かつ各銘柄の出来高に焦点をあてた定点観測記事として相当に優秀で、仮想通貨縛りというALISのフレームにも違反をしておらず、まず間違いなく評価されて然るべきコンテンツであると思います。
そんな昆布森ちゃん氏の獲得いいねですが、ALIS過去記事マイナーによると、総いいね数は11位と上位ではありますが、平均いいね獲得数は71位とかなり控えめな結果となっています。
誤解を恐れずに言うなら、継続による積み上げによりいいね総量はあれど、ひと記事あたりのいいね数がとても少ないのです。
あれだけ有益な、かつ信頼できる記事が、なぜALISの中では評価されないのでしょうか。
●記事の内容でなく、ユーザ同士の関係性がいいねを集めている
続いてはこちらです。
こちらも複数の方が指摘されていますが、直近だと「ALIS内で知名度を上げる6つの方法」というしまりす氏の記事が良く纏まっていました。
-----[以下引用]-----
結論から言うと
ALISで知名度を上げる方法は以下の6つがあります。
・毛根女子さんの企画に参加する
・コミュニティに参加する
・企画に参加する
・キャラ、個性を確立する
・ミートアップに参加する
・ALIS内インフルエンサーの力を借りる
(中略)
ALIS内の知名度は報酬に直結します。
ALISで知名度を上げる方法、試してみてはいかがでしょうか?
-----[引用終わり]-----
ALISで評価されるためには、有名どころに取り入るかコミュニティの一員(≒トモダチ)となるかが必要とのこと。
そして悲しいことに、実際それは正しく、記事のブラッシュアップよりも上記のトモダチ作戦のほうが目に見えて効果が高いのです。
なぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか。
トモダチ作戦の効果が高い理由は、「知り合いの方がいいねが押しやすい」という心理的な理由だけではありません。
問題の根幹は、ALISβ版の構造にあります。
●超フロー型の構造
現在のALISの人気記事/新着記事の表示仕様は、超フロー型の構造をしています。言ってしまえばすごい速さで投稿が流れて埋もれてしまうんです。
だからこそ、twitterなどの外部媒体にいるトモダチの紹介によって記事がより流れにくくなり、結果人の目に留まるため、効果が出るのです。単純ですよね。
また、nonota氏の記事によると、「記事を投稿して19時間経つと、いいねはほぼ押されなくなる」とのデータが提示されています。
つまり、新着記事からも流れ、その記事を紹介したtwitter等のポストも流れた記事は、何らかのテコ入れでもしない限りもう浮上の目はないということです。
●不遇のストック記事
それならば、流れた後でも生き続けるストック型の記事を書けば良いのでは?という意見もあるかもしれませんが、現在の仕様においてはそれは茨の道です。
冒頭で取り上げたもずく氏の記事にある毛根女子氏の記事の例を引用すると、
投稿されてすぐに大量の《いいね》が押されたあと、既に押された《いいね》数に応じて《いいね》を押すのを諦める人が増えていることによる形だと推測できます。
ここまで綺麗な形になるということは、大衆が共通した基準で《いいね》を押すかどうかを判断している、つまり、毛根さんの記事は内容に依らず《いいね》が期待できる…という前提の下、自分が記事を見つけた時点での《いいね》数のみによって《いいね》を押すかどうかを判断している…と邪推できます。
という見解が記されており、赤ちゃんも同じ認識です。
例えば、埋もれているストック型の記事があるとします。
自分がインフルエンサーでもない限り、わざわざ外部サイトを利用して興味のある話題で記事検索して過去記事に「いいね」をつけても、人気記事に登りつめていいねが倍増しない限りは報酬に期待ができませんよね?
また、Google検索などでストック型記事に辿り着いたとしても、ALISユーザでなければ「いいね」は付与できません。
万が一いいねをつけて貰えたとして、内容が古くなっているかもしれない、旬を過ぎたストック型の記事で、毎日活発に更新され続けるフロー型の記事と人気記事の座を争うんですか?
ストック型の記事で勝負するのは、あまり現実的ではありませんよね。
●不完全な構造の果てのSNS化
……と、上記のように考えてみると、ひとつの結論が導かれますね。
その通りです。
これが前述したしまりす氏の記事の内容であり、ALISで報酬を勝ち取る方法なんです。
VOENISTAの増殖や、部活動の盛り上がりは、ユーザーコミュニティの活発化として好意的に捉える一方で、そうでなければどうしようもないレベルの構造的欠陥を抱えたサービスだからこそここまで盛り上がったんだぞ、ということを、運営の皆さんは正しく認識しているのでしょうか?
奇しくもOokami氏が2ヶ月前に記した遺言と全く同じ結論となってしまいました。
ユーザの継続率が高いのは当たり前なんです。
みんな友達だから、当たり前なんです。
それをした人しか生き残らなかったから、当然なんです。
継続率をもってして「β版は成功」と判断するのであれば、それはあまりに検証事項を狭めすぎています。
また、「いいね」による信頼の可視化についても、課題が残ります。
お友達の記事があまり魅力的でないときに、「いいね」を押さないでいられますか?
ユーザ同士のSNS化が「信頼の可視化」に繋がるというのであれば、Ookami氏の遺言に立ち戻るだけです。
ということで、「ALISをディスろうぜグランプリ」の赤ちゃんの結論は、
・継続率は成功の証ではなく、ユーザのSNS化の結果
・SNS化しなければ「いいね」が得られない構造に問題がある
・そこをなんとかする道筋を示せ(斬首)
となりました。
長々とすみません。がんばったよ!
最後に、
第二回AMAの議事録によると、トップページにある文言がALISのキャッチコピーだそうですが、
仮想通貨の赤ちゃん 拝