ブロックチェーン技術や仮想通貨の出現により、新しい資金調達方法ICO(Inital Coin Offering)が実現した。
しかし、今の日本でICOを実行するには難しい。ICOをするためには、金融庁の仮想通貨交換業登録が必要であり、限られたリソースで新規サービスを立ち上げようとするベンチャーではハードルが高い。
そこで、新しい資金調達方法として、IAOが有効ではないかと考える。
IAO = Initial ALiS Offering. ALiSを使った資金調達
IAOでは、まず、プロジェクト提唱者が、WhitePaperやプロジェクトに関する情報をALiSの記事として展開する。その際、目標とするALISトークン調達数も宣言する。
Step 2
プロジェクトに賛同する人たちはいいねを押す。
プロジェクト提唱者は、いいねに応じてALiSトークンを得る。目標とするALISトークンを取得できれば、プロジェクトに着手する。
ALiSトークンが有効化されれば取引市場で売却し、プロジェクト資金を得る。
ALiSトークンが有効化するまでに日数が必要である。スピードが重要なプロジェクトでは、開発着手が遅くなる、初期は持ち出し資金で取り組む必要がある。
通常の資金調達では、出資者に対してリターンをするものだが、現時点のALiSでは、誰にいいねを押してもらったかわからない。
IAOが増えると、ALiSプラットフォームも活性化するので、ALiSもプロジェクト提唱者もWin-Winになるのではないかと考える。今後は上記の課題の解決方法を検討する。