仮想通貨市場の熱気が別次元のように何もなかったALISですが、代表取締役 安昌浩氏の辞任というニュースが入ってきました。
理由は事情は知りませんが、直近のAMAやインタビューを読んで「え?」って思ったことを書きます。
以下記事より一部引用しています)
また私が過去に書いた主張(記事)は以下の2つです。
・安さん → 本人の意志で辞任。それ以上のことは弁護士の影響もあり、一切言えない。追求されても困ってしまう(私のコメント:これ以上ALIS運営に、安さんに関することを追求しても無駄なので、控えるべきです)
別に理由は何でも良いんですが、何かしらコメントあっても良いんじゃないでしょうか?もちろん投資という側面があったにせよ、多くの人がプロジェクトの信念に賛同して多くのお金を集めたわけです。
そのICOを成功体験として色んな場で語ったにもかかわらず、それが辞めるときにはコメントが一切ないというのは率直に無責任だと感じました。
・なぜ今になってAMAを再開したのか → 無言だと悪く思われやすいため。また、自分たちの想いをしっかり伝えたいため(AMAをやらないのは悪手だったと考えている)
「AMAを何故やらなくなったのか?」
「AMAは定期的にやるんじゃなかったの?」
そんな声が割と多くあったと記憶しています。
それに対する運営の考えは
「何回も同じ質問が繰り返されるならしないほうが良い」
「AMAをしなくてもコミュニケーションが良くなった」
という返答で、定期的なAMAは基本的に必要ないとの考えでした。
それが急に「悪手だった、自分たちの想いをしっかり伝えたい」と言われても
「じゃあこれまで頑なにやらなかった数年間はなんだったの?」と言いたくなりますね。
・国内上場 → 白紙(価値があるなら目指すが、新生ALISでは、あまり必要性を感じていない)
国内上場をしないということは方針的に海外上場も特に目指さないと思われます。
となると多くの仮想通貨(暗号資産)のように取引所での売買による利益を前提にしないのでしょう。
そうなるとよくあるアプリ内で○○と交換できる、○○を利用できるみたいなサービスになる気がしますが…
必要性を感じないのは良いですが、むしろ難易度としては茨の道を選ぶようにも思えます。
・信頼の可視化 → 白紙(ALIS.toの理念、目的も一旦白紙)
・ホワイトペーパー → 白紙
これは良い判断だと思います。正直、信頼の可視化は無理でしょう。
ちなみに私は去年9月の時点でもう辞めるべきだと以下のように提言しています。
この記事を書いていて思ったんですが、もう信頼を可視化したメディアとかどう考えても実現不可能ですよね。
私には「ALISに有名人や多くの人が集まってユーザー数が爆発的に増えて且つインフルエンサーよりも名もなき一般人の記事が上位に来て評価される」という夢物語のような未来が全く想像できません。そんな夢物語に意固地になるよりも企業向けサービスを基本にしながら他の方向性でトークンエコノミーとかを実現する方が、トークンの価格にもよっぽど期待ができます。
ただALIS運営の反応として「ALIS実現のために企業向け活動をしているんだ!」みたいなのがあった気もするんですが、予想通り「信頼の可視化の終了」になってしまったのはちょっと残念でもあります。
・旧ALISは失敗という認識
どういうニュアンスで話していたのかは分かりませんが、私は上の方にある前回の記事で「ALISは失敗だった」と書いたところジミーさんから次のような返答がありました。
大前提ですが、ALISが終わっていないのにALISが失敗したとは言えないと思います。自分なりの期待を持って、888さんがALISに投資していただきました。しかし、その期待が888さんが望んでいた期間で答えられていないからALISが失敗したと彼が考えており、まだALISに期待をしている方になぜ期待しちゃいけないかを話している風に僕が捉えています。
ジミーさんは矢面に立って批判を受けてきたので、別に責めることも非難する気持ちも全く無いのですが…まあやっぱり失敗だったでしょ?っていう気持ちです。
※ちなみに私はICOには参加せず、バブル期にクリプトピアで買って売ってトントンくらいだったので特に投資したという気持ちはありません。
・新生ALISでは、速さは求めない
・ALISの失敗の要因には、行きあたりばったりや、速さを追求してしまったところもあると思う
これは私の意見では全く逆です、旧ALISに足りなかったのは「スピード感」です。
もし旧ALISがスピード感をもって様々なことに取り組んでいたと考えるのであれば、それは大きな過ちです。
ALISが2017年にICOを行って資金を集めてから何年間が過ぎたでしょうか?
そしてファーストペンギンともてはやされてから何を成し遂げたでしょうか?
そして約4年という月日の間に、どれだけのプロジェクトが生まれて追い抜いていったか?
それを考えるとむしろブロックチェーンという世界で置いて行かれたように見えます。
ここまで好き放題書かせて頂きましたが私よりALISが成功するための提言を申し上げます。
①価格を上げるためのトレンドを追いかけよう
最近は御存知の通りDeFiが非常に流行っており、多くのお金が流れ込んでいます。
私も今年は多くの資金をそちら方面に投入しています。
やはりALISの価格を上げるためにはどうしたらお金が入ってくるかを考えて動くべきです。
ということを伝えるとALIS運営は
「価格よりも価値を上げることが大切」
「トレンドで上げることに意味はない」
というようなことを言う気がしますが(笑)
でも価値に見合わない価格がついたプロダクトは、価格が付かないけど価値のあるプロダクトよりもずっとマシだと思います。
価格は無いけど価値はあると信じてる…と言い続けることは辛くありませんか?
それが1,2年なら良いですがもう4年もの月日が流れてしまうのです。
②価値を上げることも並行して取り組む
だから価格だけを上げるのではなく、同時に価値も上げることに取り組めば良いのです。
高品質な商品を作れば宣伝をしなくても売れる…というのが夢物語であるように、プロダクトそのものの価値を上げれば価格も後からついてくる…というのは夢物語です。
正直なところ新ALIS運営に「も」、特に期待はしていません。
やはり旧ALISが予想通りに失敗し過ぎたのと、新ALIS運営の様子を見るに革新的なサービスが生まれるとは思えないからです。
ALISがこれまで生み出したものと言えば、誰とは言いませんが某逆神ハメコミ煽りマンという哀しきモンスターくらいでしょう…