札幌近郊の森を歩きました。
森歩きに没頭していくと、余計な心配事や、ループするような思考から自由になれます。
完全にその瞬間にはいることができます。
調子がいいと”自分”や”俺”と言った主体が ”いまここ” の空間に溶けていきます。
歩いている "自分" という感覚がないので、ただただ周りの景色がスクロールしていくような感覚に入り込む瞬間があります。
すると瞬間瞬間をシンプルに一切の意味づけなしに楽しむことができます。
あらゆる事を、自分を勘定に入れずに見たり聞いたりすることができるようになります。
その感覚は、本当に気分がいいものです。
理屈や論理、価値はいっさいの意味を持たなくなり、比較しようとしたり、何かをコントロールしたり、他者や環境に対する期待もなくなります。
そのとき意識の主体のようなものがあるとすると、時空の中に突如現れた特異点のように、ただ観察者としてありのままの現れをニュートラルに体験します。
無作為、無為、自由な状態。
様々な葛藤や悩みが自我の独り相撲だったんだと急にわかるような感じ。
我に帰ったという気分!
そんな気分で森を歩きながら、小さな生き物たちに出会いました。
アカゲラさん
鳥たちはまさにいまここの瞬間を生きています。
カミキリムシ
昆虫たちほど自然の多様な働きを感じさせてくれるものはないかもしれません。
きのこたち
南方熊楠は、様々に変形する粘菌を研究する中で、その中に曼荼羅をみいだし、宇宙の計らいを見いだしたそうです。
粘菌ではないけれどきのこたちを見ているとそんな自然への畏敬のような感覚がわいてきます。
セミの幼虫
長年の地中生活を終えて地上に出てきました。
これから羽化をしてわずか数日の命をまっとうします。
無事に羽化してほしいなあ🤗
小さな生き物たちから教えられることは計り知れないものがあります。
森歩きは本当に楽しい!
森を抜けた草原でにゃんこに遭遇。
森の外の世界もいいものです🐈